<水泳世界選手権:競泳>◇29日◇上海

 24歳で世界選手権に初出場し、決勝を泳いだ男子200メートル背泳ぎの渡辺一樹(24=セントラルスポーツ)は得意の後半に伸びず8位、目標の自己ベスト更新はならなかった。「こういう大会でベストを出すのは難しい」と痛感した様子だ。

 遅咲きのスイマーにとって、世界の決勝の大舞台を踏めたことは貴重な経験となった。来年のロンドン五輪出場を目標に掲げ「年齢的にも最後のチャンス。メダルを狙うぐらいの選手を目指して、もっと練習に励みたい」と意欲をかき立てた。