<水泳世界選手権:水球男子>◇22日◇上海

 水球男子の日本は、1次リーグ最終戦でクロアチアに7-18と敗れたが、C組3位(1勝2敗)となり、5度目の出場で初めてグループリーグを突破した。

 直前の試合でブラジルがカナダに敗れた時点で、日本は初の決勝トーナメント進出が決まった。強豪クロアチアには大差で敗れたが、2得点した志水祐介(22)は「1次リーグ突破は自信になる」とうなずいた。完敗の中にも収穫はあった。スピードあふれるカウンター攻撃で守備を崩し「瞬発力は世界でも通用する」と主将の青柳勧(30)。志水らゴール前のセンター陣は俊敏な動きと駆け引きで得点した。決勝トーナメント1回戦の相手ドイツも格上だが、高木チームリーダーは「なでしこジャパンのようにいけるところまでいく。当たって砕けろです」と気合を入れた。