<水泳世界選手権:競泳>◇30日◇上海

 男子100メートルバタフライで、今大会3つ目の金メダルを獲得したのに表情は晴れなかった。マイケル・フェルプス(米国)は最後の個人種目だった男子100メートルバタフライを制し、200メートルとの3大会連続のバタフライ2冠に輝いたが「もう少し速く泳げると思った」。得意のバタフライで意地を見せたが、自由形や個人メドレーは銀メダル。同じ米国のロクテが200メートル個人メドレーで世界新を出すなど金メダル4つを獲得しているのとは対照的に、「怪物」に本来の勢いはなかった。「修正できるところはある」と、来年のロンドン五輪での巻き返しを期した。