<世界バレー2010女子:米国3-0オランダ>◇2次リーグF組◇9日◇日本ガイシホール

 米国がオランダをストレートで破り、1敗をキープした。マッカーチョン監督が植え付けたブロックとディフェンスの精度の高いシステムで、オランダの攻撃を拾い、エースのフッカーの高さのあるスパイクや、トムのテクニックで得点を重ねた。

 「今日は基本的なこと、特にパスとサーブに集中してきっちりできた」と主将のタマス。7日のイタリア戦の敗戦を払拭する勝利になった。

 北京五輪で米国男子チームを金メダルに導いた後、女子チームの監督となったマッカーチョン監督は「有能な選手はたくさんいたのでチームとしてのまとまりを作ることを心掛けた」と言う。

 今夏のワールドグランプリで優勝するなど、成果は現れている。10日は準決勝進出をかけて、今大会いまだ全勝の世界ランキング1位ブラジルに挑む。