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日本女子奇襲失敗で完敗/世界卓球

準決勝のシンガポール戦でポイントを連取され顔をしかめる福原愛(共同)
準決勝のシンガポール戦でポイントを連取され顔をしかめる福原愛(共同)

<卓球:世界選手権(団体戦):シンガポール3-0日本>◇29日◇中国・広州◇女子準決勝

 世界ランク4位の日本女子は、0―3で同2位のシンガポールに敗れ、25年ぶりの決勝進出はならなかった。1番手で北京五輪メンバーではない石川佳純(15=ミキハウスJSC)を起用する奇襲を仕掛けたが0―3。五輪代表の平野早矢香、福原愛も勢いを止められなかった。3位決定戦がなく、すでに4大会連続のメダル確定済みだったが、過去3大会同様、銅メダルに終わった。

 試合終了の瞬間、ガッツポーズで絶叫する相手選手に背を向けて、福原は肩を落としてため息をついた。自身もチームも0―3の完敗。今大会初の格上との対戦で3人合計1―9。またも銅メダルの壁にはね返された。

 奇襲は奏功しなかった。五輪代表の福原、平野、福岡で臨んだ準々決勝ハンガリー戦とは違い、石川を1番手に起用。相手の世界6位ワン・ユエグ、同8位リ・ジャウェイという2枚看板に、日本の五輪代表は分が悪いため、昨秋のアジア杯でワンに勝っている15歳にかけるしかなかった。

 石川自身が「まさか私が出るとは」と驚く大胆オーダーで1、2ゲーム目は互角だった。だが地力の差を見せつけられ、結局は0―3でストレート負け。「打たされている感じだった。来年の世界選手権(横浜)で借りを返す」と話し、全試合終了直後に泣いた。

 勢いを失った日本は平野が今大会10戦目で初黒星を喫し、福原も見せ場なく負けた。平野は「(世界最強の)中国と戦いたかった。もっと強くなりたい」と涙を流し、福原は「北京五輪があるので、シンガポールにリベンジしたい」と前を向いた。3位を1チームに絞る五輪では、中国、シンガポール、香港の世界トップ3の一角を崩さなくてはならない。大きなあと1歩を進まなければ北京のメダルはない。

[2008年3月1日9時16分 紙面から]



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