<卓球:世界選手権>◇5日◇男子シングルス決勝◇横浜アリーナ

 今大会第1シードで世界ランキング1位の王皓(中国)と世界選手権2連覇中の王励勤(中国)の決勝は、王皓が4-0(11-9、13-11、11-5、11-9)のストレートで王励勤を下し、シングルス初優勝を飾るともに、ダブルスとの2冠を達成した。2冠達成は01年大阪大会での王励勤以来。

 第1シードらしい圧勝だった。4セットのうち王励勤にリードを許したのは3回。安定した試合運びで優勝を決めた。今までは五輪や世界選手権などの大舞台で結果を残せなかったが、「しっかり準備してきた成果を出すことができた。ロンドンでも優勝したい」と決勝で敗れた北京五輪の雪辱を誓った。

 今大会は、中国が全ての種目の金メダル、銀メダルを独占するとともに、全5種目20個のメダル(銅は各種目2個)のうち、17個を獲得。「最強中国」を証明する大会となった。