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長野より経費は大幅減
閉会式は、9月15日の五輪開幕から始まり、パラリンピック終了まで続いた「シドニー2000」のグランドフィナーレとなった。
「ウィナー・イズ・シドニー」。五輪スタジアムの巨大スクリーンは、1993年9月の国際オリンピック委員会(IOC)で、2000年五輪の開催地を発表するサマランチ会長の姿を映し出した。
7年間の準備を経て、シドニーは史上最高の五輪を成功させ、温かい雰囲気のパラリンピックを演出した。シドニーは、二大イベントの運営で見事な「勝者」となった。
両大会の開催経費は総額で59億豪ドル(約3500億円)。施設建設費を中心とするニューサウスウェールズ州政府の負担は23億豪ドル(約1400億円)程度で、新幹線などの関連公共事業費を含め、約1兆5000億円かかった長野冬季五輪と比べると、大幅な経費減となった。
費用対効果の面でも、シドニーは成功を収めたといえる。加えて両大会は国内経済も刺激し、オーストラリアの経済成長率を約1%高める波及効果もあった。
パラリンピック閉幕!日本のメダル41個
 (写真=シドニー・パラリンピックの閉会式で行われた、ヘビに追われるカンガルーのアトラクション(29日夜、五輪スタジアム=共同)
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【シドニー29日共同】障害のある人々のスポーツの祭典、シドニー・パラリンピックは29日、シドニーの五輪スタジアムで閉会式を行った。史上最多の122カ国・地域から4000人近い選手が参加し、いろんなハンディに負けずに戦う姿が世界中に感動を呼んだ大会は、12日間の幕を下ろした。次回の2004年大会はアテネで開かれる。
最終日の女子マラソン(車いす)で、日本は畑中和選手(31=兵庫県)が銀メダル、土田和歌子選手(26=東京都)が銅メダルを獲得。151選手を派遣した日本は金13、銀17、銅11の計41メダルで、前回アトランタ大会の37個を上回った。日本のメダルランキングは12位。障害者スポーツが盛んな開催国オーストラリアが金63を含むメダル149個で1位だった。
閉会式は、五輪とパラリンピックを合わせたスポーツイベント「シドニー2000」の閉会式と位置付けられた。入場行進の日本の旗手は、競泳で6つの金メダルに輝いた成田真由美選手(30=神奈川県)が務めた。
女子マラソンで畑中が銀、土田は銅
最終日は29日、陸上など4競技を行い、女子マラソン(車いす)で畑中和(兵庫県)が銀メダル、土田和歌子(東京都)が銅メダルを獲得した。日本は今大会で金13、銀17、銅11個を獲得、メダル数は前回アトランタ大会の37個を上回る41個となった。
終盤、畑中、土田両選手とジーン・ドリスコル(米国)の三人に絞り込まれ、土田が脱落。五輪スタジアムで残り100メートルを切って、アトランタ大会覇者のドリスコルがスパートし、畑中を際どくかわした。畑中は二大会連続の2位。1998年長野冬季大会のアイススレッジスピードレースで金メダルの土田は、日本で初の夏冬のメダリストとなった。
河合が2個の金メダル
 (写真=男子50b自由形で優勝、金メダルを手に笑顔の河合純一選手=国際水泳センター(共同))
【シドニー28日共同】シドニー・パラリンピック第11日は28日、10競技を行い、競泳男子50メートル自由形(視覚障害1)で河合純一選手(静岡県)がパラ五輪新記録で優勝した。
河合選手は、酒井喜和(兵庫県)中条泰治(東京都)杉田好士郎(千葉県)の3選手と組み、男子400メートルメドレーリレー(視覚障害)も世界新で制し、金メダルを獲得した。
陸上は、女子400メートル(車いす1)で要田美紀選手(東京都)が銅メダルを手にし、男子400メートルリレー(視覚障害)で高田幸一(埼玉県)斉藤晃司(兵庫県)星野直志(東京都)矢野繁樹(東京都)の四選手で臨んだ日本が2位に入った。
日本の今大会のメダルは金13、銀16、銅10の計39個となり、前回アトランタ大会の計37個を上回った。
陸上ではこのほか、女子5000メートル(車いす)で土田和歌子選手(東京都)が4位、畑中和選手(兵庫県)が5位となった。
卓球男子シングルス(運動機能障害2)の皆見信博選手(香川県)は準々決勝で敗退。バスケットボール車いす男子で日本は9位となった。
バレーボール座位の決勝は、イランが3―0でボスニア・ヘルツェゴビナを下して優勝した。
最終日の29日は、陸上男女マラソンなどが行われ、閉幕する
陸上リレーで日本が銀
 (写真=男子400メートルリレー(視覚障害)で銀メダルを獲得した日本チーム。左から矢野繁樹、星野直志、斉藤晃司、高田幸一の4選手=五輪スタジアム(共同))
【シドニー28日共同】シドニー・パラリンピック第11日は28日、陸上、競泳など10競技を行い、陸上の400メートルリレー(視覚障害)で日本が銀メダルを獲得した。
日本は高田幸一(埼玉県)斉藤晃司(兵庫県)星野直志(東京都)矢野繁樹(東京都)のメンバーで臨み、出場3チーム中、イタリアに次いで2位に入った。
陸上はこのほか、男子1500メートル(知的障害)で原田歩選手(石川県)が5位。女子400メートル(車いす1)の要田美紀選手(東京都)は予選2位で決勝へ進んだ
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競泳男子50メートル自由形の視覚障害1で河合純一(静岡県)は予選トップで決勝に進み、視覚障害2でも酒井喜和(兵庫県)が決勝に進んだ。
卓球の男子シングルス(運動機能障害2)で、皆見信博(香川県)は準々決勝で敗退した。 バスケットボールの車いす男子で日本は9位となった
競泳の成田、酒井が世界新で金メダル
 (写真=女子50メートル自由形で優勝、涙ぐみながら今大会6個目の金メダルを手にする成田真由美選手(国際水泳センター=共同))
【シドニー27日共同】シドニー・パラリンピック10日目はは27日、13競技を行い、競泳の女子50メートル自由形(運動機能障害3)で成田真由美選手(30)が39秒23の世界新記録で優勝し、今大会6個目の金メダルを獲得した。
競泳の男子100メートル背泳ぎ(視覚障害2)でも、酒井喜和選手が1分3秒98の世界新で金メダルに輝いた。男子100メートル背泳ぎ(視覚障害1)の河合純一選手は3個目の銀メダルを手にした。
バスケットボールの車いす女子3位決定戦で、日本はオランダを下した。陸上の男子やり投げ(視覚障害1)でも尾崎峰穂選手が3位に入り、日本の今大会のメダルは金11、銀15、銅9となった。
5大会連続金ならず リズム崩れた尾崎選手
5大会連続の金メダルをかけた陸上男子やり投げの尾崎峰穂選手(37)は、力を出し切れず銅メダルに終わった。
「投げるフォームを審判から注意され、リズムが崩れた。メダルが取れて喜ぶべきだと思うが、今は悔しい気持ちでいっぱいだ」と肩を落とした。
3投目まで右にそれるなどして記録はなし。短い助走で挑んだ4投目にようやく37メートル84。だが練習では50メートル以上を投げており、本来の記録ではない。
「勝負をかけた」という5投目にようやく41メートル74を記録したが、ここまで。ドイツの2選手がこれを上回った。(共同)
薬物違反で3選手追放
【シドニー26日共同】国際パラリンピック委員会(IPC)は26日、パワーリフティングの男子選手3人をドーピング(薬物使用)違反でシドニー・パラリンピックから追放した、と発表した。
3人はベラルーシ、イラク、ナイジェリアの選手。抜き打ち検査で筋肉増強作用のある禁止薬物が検出された。これで今大会のドーピング違反者は9人となった。全員がパワーリフティングの選手。
この日発覚したウラジーミル・ブベン(ベラルーシ)ら3選手は、これまでの6選手同様、今後4年間あらゆる大会への出場が禁じられた。
成田が世界新で5個目の金!前場もV
 (写真=男子400メートルで優勝、金メダルを手に笑顔の前場一也選手(五輪スタジアム=共同)
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【シドニー26日共同】シドニー・パラリンピック9日目は26日、シドニーで行われ、競泳女子100メートル自由形(運動機能障害3)で、成田真由美選手(30=神奈川県)が1分30秒06の世界新記録で優勝、今大会5個目の金メダルを獲得した。また、陸上の男子400メートル(脳性まひ1、車いす使用)の前場一也選手(31=山梨県)も54秒17の世界新で優勝、今大会の日本の金は9個となった。
予選1位の記録で決勝に進んだ成田選手はスタートから積極的に泳ぎ、自らの持つ世界記録を3秒以上短縮した。
前場選手はこの種目で世界記録を持っていたジェーソン・ラチャンス選手(カナダ)を抑えて勝ち、200メートルの銀、100メートルの銅と合わせ3個目のメダル。
成田が4個目の金メダル!
 (写真=女子50メートル背泳ぎで優勝し、表彰式で観客の声援にこたえる成田真由美選手(国際水泳センター=共同)
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【シドニー25日共同】シドニー・パラリンピック8日目は25日、14競技を行い、競泳女子50メートル背泳ぎ(運動機能障害3)で、成田真由美選手(30=神奈川県)が50秒38のパラ五輪新記録で優勝、今大会4個目の金メダルを獲得した。日本の金は今大会7個目。成田選手は午前の予選で50秒92のパラ五輪新をマークし、決勝でこの記録を塗り替える力泳だった。
成田選手は、20日の150メートル個人メドレーと23日の200メートル自由形で優勝。24日の200メートルリレーでは、アンカーで日本の優勝に貢献した。
陸上の女子二百メートル(脳性まひ1、車いす使用)では、100メートル優勝の荒井のり子選手(千葉県)が2位に入った。男子こん棒投げ(脳性まひ、車いす)でも安陵武文選手(大阪府)が銀メダルを手にした。
卓球女子シングルス(運動機能障害7)の工藤恭子選手(熊本県)は3位。米沢昌子(北海道)鈴木一二美(奈良県)松岡ひとみ(愛知県)の3選手で臨んだアーチェリー女子団体でも日本が銅メダルに輝き、日本の今大会通算獲得メダルは金7、銀13、銅6となった。
バスケットボール車いす女子の日本は、準決勝でオーストラリアに敗れ、3位決定戦へ回った。車いすテニス女子ダブルスの大前千代子選手(大阪府)川島徳江選手(千葉県)組は4強入りした。自転車の三輪(脳性まひ)タイムトライアルで小川睦彦選手(東京都)は5位。馬術の個人規定(等級3)で吉田福司選手(青森県)は6位に入った。
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