サッカー部
〜目覚めよ、と呼ぶ声が聞こえ〜

関東大学サッカー選手権大会準々決勝 2004.6.12 於 江戸川区陸上競技場
青山学院大 1−0 法政大
前半 (0−0)
後半 (1−0)

               得点者:  46分【青学大】松江 克樹(PK)
  
                    
スタメン
橋詰 卓実  1GK
床井 伸太朗  18DF
                島本 隆史  15DF(→70分 三角 健太 2DF)
宮崎 弘     4DF 
高澤 尚利  26DF
田中 基彦  20MF
                 船津 達哉    6MF(→78分 田坂 祐介 31MF)
下地 奨     33MF
扇塚 耕一   7MF
                 篠原 一生   13FW(→65分 佐藤 陽介 29FW)
松江 克樹  10FW

                   
<これまでのあらすじ>
関東リーグ二部の前期日程の序盤戦、リーグの上位校から勝ち星をあげることができず、
今ひとつ波に乗ることができないリーグ戦を送った青学サッカー部。終盤戦では、やっと本来のプレーを
取り戻し始め、調子は上向き傾向にあった。
そして迎えた、関東大学サッカー選手権大会。この大会では、リーグ一部の強豪と戦える
少ない機会でもあり、総理大臣杯への出場権をかけた大会でもある。
初戦の朝鮮大学校に勝利し、迎えた2回戦、相手は、かの有名な筑波大。
しかし、青学の選手権はこの試合で終わらなかった。延長戦の末、Vゴールを決め、優勝候補の一角を退けた。
この勝利こそが、今までの眠っていた青学サッカー部を完全に目覚めさせたのだ。


 チームには欠かせない存在となった MF扇塚(営2)
 法大にはリーグ戦でのリベンジを果たしたいところ。 
 開始早々、法大の猛攻。今日は雨上がりのピッチコンディションとの戦いでもあった。だが、青学側に固さは感じられない。何といってもチームに勢いがあった。前半20分が過ぎ、相手のファストブレークを防ぎきった青学が攻撃に転じる。扇塚は積極的にミドルシュートを狙う、が決まらず。その後も、ゴール前でのチャンスをものにできず0−0で前半終了。
 後半、いきなりPKを得て、先制する。先制点の影響力は大きかった。攻撃のリズムに乗った青学は、前半戦に目立ったパスミス、トラップミスが減り、ボールキープ時間も増す。5分を超える長いロスタイムにハラハラ。何とか虎の子の1点を守りきり勝利した。何といっても、GK橋詰の好セーブが今日の勝ちにつながった。
 
コメント MF扇塚 耕一
今日は自分のプレーにキレがなかった。内容には満足いかない。 今日みたいな試合では、自分の役割が果たせていない。キレが悪くても、最低限チームが勝てばそれでいい。今のチームは勢いがいいと思います。もっと点をとりたかった。勝負強さが足りなかった。チームとしては、強い相手と戦うことが大事だと思います。

相手DFを置き去り!松江(営3)

リーグ戦から先発し続けるDF兼MF 床井(済U3)
コメント MF船津 達哉
勝ててよかった。チームの雰囲気がいい。結果も出てるんで。負けたら終わりと思ってプレーしている。今日はしんどかった、自分はたいしたことしてないですけど。次はがんばります。
コメント FW松江 克樹
チームはいい状態でこれている。DF面で、これまで3試合連続無失点でいい感じ。PKのときは、まあ大丈夫かな、と思ってました。 OF面では、自分にしても扇塚にしても、決められるとこがあったんで、そこを何とかしたい。

先制点なるか!?   
PKを難なく決めた松江 

ゴールマウスを狙う
コメント GK橋詰 卓実
(今日のファインセーブは)まあ、そんなでもない、ふつうです。DFが集中してるんで、トーナメントに入って失点していない。OFが強力なんで、一試合一点取る力を持ってるんで、凌ぐところは体を張って凌いでいく。勝てば勢いにも乗りますし。筑波のあのメンバーに勝ったのは自信になりました。今日の試合前、監督からは強気でやれと言われました。言われなくても分かってることなんですけど、言われると再認識しますね。できる限り最初から失点しないようにと。次もとにかく勝ちたいです。 
 関東大学サッカー選手権大会決勝 2004.6.17 於 国立スポーツ科学センター西が丘サッカー場
青山学院大 3−1 国士舘大
前半 (2−0)
後半 (1−1)

得点者)
22分【青学大】扇塚 耕一
     27分【青学大】船津 達哉
     52分【国士大】金子 央朋
     69分【青学大】佐藤 陽介

スタメン
橋詰 卓実  1GK
                 床井 伸太朗  18DF(→38分 冨山 裕樹 17MF)
島本 隆史  15DF
宮崎 弘     4DF 
高澤 尚利  26DF
田中 基彦  20MF
船津 達哉    6MF
                  下地 奨     33MF(→57分 田坂 祐介 31MF)
扇塚 耕一   7MF
                 篠原 一生   13FW(→64分 佐藤 陽介 29MF)
松江 克樹  10FW


先ず攻撃に出たのは国士大。前半8分右サイドから切り込み、シュートを放つ。が、キーパー橋詰がうまくはじく。
21分にも左からのクロスにスライディングシュートをうたれる。またも橋詰が止めた!
青学側も15分、中央からシュートを放つが惜しくもバーの上。22分、左からのクロスがバーにあたり、
跳ね返ったところをMF扇塚がシュート!そしてゴール!!25分、FW松江が相手キーパーと1対1になるも、
片手一本で防がれてしまう。27分、今度は松江のパスに抜け出したMF船津がキーパーの前で
ループシュートを放ち、ゴールマウスへ飛び込んだ!ナイスゴールにナイスアシスト!2点先制。
後半に入り、国士が反撃開始。51分、正面からシュートもわずかに上。
52分、右からのクロスのこぼれ球をFW金子が押し込み、今大会初失点を許す。2−1 
62分にも左からシュートを放たれるが、橋詰がナイスセーブ!
青学は69分、交代したばかりのFW佐藤が右からドリブルで駆け上がり、
自らミドルシュートを放つと、キーパーの手をかすめ、ゴールの右隅に突き刺さった。3−1
その後も際立つプレーが光り、このスコアを保ったまま試合終了。
決勝へコマを進める。
関東大学サッカー選手権大会決勝 2004.6.20 於 国立スポーツ科学センター西が丘サッカー場
青山学院大 0−3 明治大
前半 (0−0)
後半 (0−3)

得点者)
54分【明治大】松ヶ谷泰介
       63分【明治大】オウンゴール
    86分【明治大】山本 剛

スタメン
橋詰 卓実  1GK
床井 伸太朗  18DF
島本 隆史  15DF
宮崎 弘     4DF 
高澤 尚利  26DF
                  田中 基彦  20MF(→83分 内田 一城 24MF)
船津 達哉    6MF
                  下地 奨     33MF(→57分 田坂 祐介 31MF)
扇塚 耕一   7MF
                 篠原 一生   13FW(→68分 佐藤 陽介 29MF)
松江 克樹  10FW

高さでイニシアチブを取った FW篠原(済3)
決勝はリーグ二部校同士の対戦。前期リーグ戦では6−2で大敗した苦い経験も…。
前半開始20分シュートなし。ゴール付近まで持ち込むが、フィニッシュまで持ち込めず。今日もキーパー橋詰のファインセーブが光る。前半40分、扇塚が直接フリーキックを狙う。ゴール左上を襲ったが、相手キーパーがはじく。42分、松江のヘディングはバーに嫌われてしまう。45分、MF下地のミドルシュートは枠をとらえたが、ゴールを割ることはできなかった。前半のシュートはこの3本のみ。しかし、対する明大にもシュートを1本しかうたせなかった。
 後半、前半をいい形で終われた青学であったが、54分、相手FWにDFの裏に回られ、そのままゴール行き。63分にも強烈なシュートを放たれ、DFがブロックしたものの、無残にもゴール内へ。2−0。厳しい状況に立たされた青学は、流れを変えるためにFW佐藤を投入。持ち前の当たりの強さを披露。だが、勢いに乗る明大は86分にもダメ押しの点をいれ、3−0で試合終了。明大は有終の美を飾った。

コメント DF宮崎 弘キャプテン
最後負けたけど、そこまでいい戦いができて自信になった。今大会ではチーム全体で耐える時間や場所がわかるようになった。前半は相手がいらいらしてうまくいかなかった。後半風下になってうちらのペース
になった。でもFWに走られて流れが奪われた。風があったのでボールが伸びたり戻ったりしてやりずらい部分はあった。走れるチーム、粘り強いチーム目指す。声は苦しい時にもっと出さなきゃ。気持ちで負けたわけではないけど、相手も気持ち強くて…。反省点は筑波とか国士とか強いとこは守備が良くて、ボールをとれる形がある。自分たちもそういうふうに…全国は相手が強いので関東の修正をちゃんとしたい。前からの守備、つなぐサッカー。全国に向けた練習は、フィジカル的に、走れるように。意思の疎通。声を出す。
 

後半から積極的に攻撃にも参加したDF高澤(法2)
 
得意のヘディングも相手GKに阻まれる
コメント GK橋詰 卓実
最初決勝とか考えてなかったし、決勝までくる雰囲気はなかったが、筑波に勝って勢いにのった。一試合ずつ勝っていって、いける、いけるというかんじになってきた。今日は不用意なミスがあった。気が抜けていた感じ。正直疲れもあった。声が足りなかった。立ち上がり10分間は失点しないことを第一にしているので、守りに入っていた。流れがうちにくるまで耐えていて、やっとつかんだのに簡単に失点してしまって…自分はずっと試合に出してもらえなくて、リーグでやっと出してもらえた。結果出さないと認めてもらえないから、失点を少なく抑えた。「見返してやろう」という気持ちでやった。それが少失点に繋がった。後ろに立っている人間として最終的に抑えるのは自分。失点を味方のせいにはしない。信頼できるキーパーにならなければ。今大会は運も大きかった。走れないのは問題。今はスタッフと選手の絡みがよくない。選手だけでここまできた。お互い声をかけ合って、練習も自分たちで考えてやったりして、選手の結束はすごかった。今回は自分たちがここまでできるとわかった。自分たちの戦い方も知って、流れを作れた(戦い方とは、攻めと守りの展開、カウンターとかのリズム)。全国でも一試合一試合集中してやりたい。                                                    
コメント FW松江 克樹
やってるうちらもここまでくるとは…
今日は普段通りできなくて…バーに嫌われたりもしたし
前半最後の方やっと動けるようになった。シュートも決定的なのあったのに…みんなが意識持ってやらないと点はとれない
一発のパスでやられてこっち点とろうと思ったところでとられたり…パスとのタイミングにづれもあったし、中盤がフリーで持てなかったから。1点とられた後に沈んでしまった。0−0のうちはよかった。もっと気持ち落ち着かせてやる。

コメント MF扇塚 耕一
一試合一試合先を見ずに戦ってきた。決勝までいくとは…欲を出さなかったのが良かったのかな。筑波に勝って勢いがついた。今日はなかなかボール転がせなくて…ボール受けて起点になりたかった。ここまできたら激しいマークは当たり前。耐えられないようじゃだめ。チームの雰囲気は和気あいあい。プレッシャーがあると焦ってボール動かせなくなる。今日はいい経験だった。すべてのレベルにおいて、速い中でどれだけ自分たちのサッカーができるかが大事。全国でもいつも通り楽しみたい。一戦一戦難しいと思うが、楽しくやって、結果を出したい。(点に絡みたい)

フィジカルの強さを見せ付けてくれたFW佐藤

青学サッカーに扇塚あり!



コメント 監督 田口知博
今日の試合に関していえば、もったいない。せっかくの優勝のチャンスをものにしたかった。ああいう形では取られてはいけないのに取られてしまった。前半が終わったときはうちのペースだった。OFでは、扇塚が意識してマークされ、うまく抑えられた。2点目はスピードのある選手に裏に回られ、フリーでいかせてしまった。完敗です。チャンスがあった時にうまく決めないと勝てない。床井の退場が予想外だった。扇塚がチームの攻撃の型の起点になった。勝てるときは失点が少ないとき。GK橋詰は、よくあたってましたね。何度も危ない場面がありましたけど、よく守ったと思います。総理大臣杯では、コンディションが一番の問題。どれだけいいコンディションで臨めるか。連戦もあって、中一日もあるから。せっかくの大舞台のチャンスなんで、1試合でも多く戦いたい。


10年ぶり
関東大学サッカー選手権大会

    準優勝


 今大会の青学サッカー部にリーグ戦のような勝てない姿は見る影もなかった。そこには、相手がどこであろうと臆することなく挑み、下馬評を覆して勝利する勇敢な戦士たちが立っていた。リーグ戦での欲求不満は解消できたであろう。

 そして、関東選手権大会と今後の総理大臣杯とで得られる自信と経験が後期のリーグ戦につながることこそが、最も重要なことであるのだ。今の自分たちを、どうか秋まで忘れないでほしい。




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