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ワセダまさかの苦戦…箱根へ光明は?
早大、予想以上の大苦戦。来春の箱根駅伝の出場権を目指して挑んだ第80回箱根駅伝予選会。早大は杉山一介(人3)が個人総合3位に入る快走を演じるも、後続が予想以上に伸び悩み思わぬ大苦戦を強いられた。総合タイムに換算される10人がゴールを駆け抜けたのは出場校中一番初めだったにもかかわらず、結果はまさかの7位通過。2週間後(11/2)に控えた全日本大学駅伝。そして正月の箱根駅伝へと大きく不安を残す結果となった。
ゴールまで残り数百メートル。幾多のアップダウンを乗り越えてきた最後の坂道。杉山が竜田美幸(神奈川大)に懸命に喰らいつく。日本人トップを争う熾烈な走り。苦しい顔とは裏腹に足は力強く前に進んだ。杉山はそのまま粘り、竜田に日本人トップは譲ったものの堂々の個人総合3位でゴールに駆け込んだ。ところが…。杉山に続くべき早大の選手がなかなか見えてこない。ようやく空山隆児(人3)が顔を歪めながら姿を現したのは、杉山から遅れること1分以上。今にも止まりそうな足取り。心は必死に前へ進もうとしてもついてこない足。その間、他校のランナーは40人近く通過していた。早大の苦戦を象徴するような空山の走りだった。
レース前の下馬評からして早大は決して高くはなかった。だが伝統校のプライド。威信。予選会では周りの声を一蹴する走りが期待された。しかしレース後、残った現実は7位での通過。前評判そのままに終わってしまった。今回の結果は、個人3位に入った杉山を除く、主力と期待された3人の走りに大きく起因する。主将五十嵐毅(人4)、今季関東インカレ、日本インカレと3000メートル障害2冠の篠浦辰徳(人3)に至ってはチーム内でそれぞれ8、9番目でのゴール。この2人がこの結果に終わっては7位という現実に陥るのもやむを得ない。エースと呼ばれし男はどんなレースでも結果を残すもの。それがエースたる宿命である。今まで中堅以下の底上げを声高に唱えてきたが、それもまずは柱となるべき4人が自分の走りをきちんとこなすことが大前提。チーム3〜6位を占めた、藤森憲秀(スポ1)、原英嗣(人2)、高岡弘(人2)、河野隼人(スポ1)。彼らの走りは早大迷走の道を抜け出す一寸の光明だ。夏合宿以降の底上げが一応の結果を出したとみていいだろう。今後、走力と精神力の更なる向上が見られれば本番でも面白い存在になってくる。
いよいよ始まった駅伝シーズン。まずは2週間後に迫った全日本大学駅伝。今季1度も見せていない、主力4人の快走なるか。そこが焦点になってくる。そして残り2カ月半後に訪れる雪辱の舞台。前回大会の借りを返す舞台は、同じステージの他にはない。何はともあれ手にした本大会の切符。彼らの本当の力を試されるのはここからだ。
*順位表、写真、コメントは後日早稲田スポーツHPに掲載します。
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