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◆箱根駅伝復路◆


スター不要、雑草で駒大黄金時代

<箱根駅伝・復路> ◇3日◇箱根・芦ノ湖〜東京・大手町の5区間、109・2キロ◇出場20チーム

駒大・大八木助監督
写真=2連覇に笑顔の駒大・大八木助監督

 大八木弘明助監督は左足をつっていた。10区まで運営管理車に乗り、各選手に指示を送り続けた。その結果「走ってきたのにゴールの瞬間に間に合わなかった。足がつっちゃったよ」。苦笑しながらも、2連覇の達成にはほおが緩む。昨年の優勝後、森本前監督が勇退し、高岡新監督に。大八木コーチは助監督に昇格し、偉業を達成した。

 連覇の難しさと戦った1年だった。「最初の優勝までは夢中でどんな練習でもできる。でも2度目は思い切ったことができない」と言った。どうしても「実力はある。怖いのがケガだけ」という空気が生まれる。結果的に下級生にチャンスを与え、上級生に刺激を与えることが奏功した。

 駒大には、意外にも高校時代のスター選手が少ない。大八木助監督は「高校時代のスターでは私の指導についてこられない」という。基本中心で泥臭い。陸上に対し純粋で駒大で走りたいという選手を集める。マラソンの前日本記録保持者の藤田(富士通)がそうだった。今回のメンバーも4年生は2人だけ。あとは若いギラギラした目で勝った。黄金時代の到来を予感させた。

<駒大の優勝VTR>
 ◆00年初V 往路は奇数区間に1年生が3人起用された。今回2区を走った松下が山登りの5区に起用され、3位から2人を抜いて往路優勝に導いた。復路は1度も首位を譲らず、逃げ切りで総合優勝を飾った。64年のチーム創設以来、初めての優勝だった。

 ◆02年2度目V 往路はトップと23秒差の2位。6区吉田が首位を奪い、そのまま7区以降は独走した。9区の高橋主将が3年連続区間賞を獲得した。大学の創立120周年というメモリアルイヤーを優勝で飾った。

協力大学スポーツ新聞






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