苦手・東海大に圧勝 うれしい今季初勝利!
2002.4/28 12:30 古河市立古河サッカー場 晴れ
【得点者】
6分【法政大】今道秀次
<ひとつ壁を越え> 2試合連続のドローでスタートをきった法大、3戦目の東海大には過去2年公式戦で勝った経験がなく、前期序盤にして最大のヤマ場となった。しかし今年の新生・法大イレブンに苦手意識は微塵も感じられることはなかった。 前半開始早々から法大の猛攻。6分、1年生FW今道の初ゴールで、のろしを上げれば、すぐさま10分には、こちらも今季からレギュラーに定着したDF秋本が佐々木のCKに頭で合わせ2−0。前半から法大の勢いは、東海大を制していた。 後半またも開始早々、加藤の縦パスから中村が押し込む。今季チームを引っ張る副将コンビでもぎ取った点にがぜんチームは盛り上がり、64分には佐々木のFKに再び秋本が左足でスーパーボレーシュートを決め4−0。終了間際、東海大に1点の反撃は許したものの見事、苦手相手を4−1の圧勝で退けた。 <勝負はこれから> 今季初勝利で勝ち点を5まで伸ばした法大。まだ敗戦はなく、3試合を終えてチーム状態はまずまずといったところだろう。しかし今節の東海大から得た勝利は、選手たちにとっても大きな自信となるに違いない。近年、勝負所というところでいつも苦杯をなめさせられていた東海大というひとつの壁を越えたことでチームはより一層力強く進化する。14試合中まだ3試合を消化したにすぎない。1部をかけた勝負はまだこれから! ◆横谷監督コメント「苦手な相手に勝てて良かった。相手の縦パスを防げたのと、攻守ともに球際で負けなかったのが勝因。この調子をコンスタントに出したい。」 ◆中村副将コメント「得点できて良かった。苦手相手に勝てたのは大きい。」 ◆FW今道選手コメント「(初得点に)ホッとした。大学はフィジカルが強い。今後もチームが勝つために得点したい。」
法大・2試合連続のドロー まだまだこれから
2002.4/20 12:30 大井陸上競技場 晴れ
【得点者】 16分【法政大】佐々木将 (アシスト・中村 元) 47分【早 大】小貫多加志(アシスト・玉田英史)
<追加点が奪えず> 第1節、流経大に0−0のスコアレスドローで法大の2002シーズンは幕を開けた。第2節の相手は、屈辱の都県リーグ落ちから1年で2部に復帰してきた早大。両者、初戦を引き分けており、なんとしても初勝利をあげたいところ。 前半16分、法大に先制点が生まれる。中村のパスを1年生FW今道がスルーして、フリーになったのはMF佐々木。自慢の左足で冷静にシュートを決め1−0と法大が先制した。前半は法大がボールを支配。確実にセカンドボールを拾い、右サイド野木の縦へ切り裂くドリブルから幾度もチャンスが演出された。 ピッチの変わった後半開始早々、あっけなく早大に同点弾を決められる。玉田のクロスに最後は小貫にヘッドで決められた。集中しなければならない開始早々の時間帯に決められたゴールに、法大は出鼻をくじかれた。チームの流れにうまくのれないまま後半45分間は終始し、結果1−1の2試合連続ドローに終わった。 <勝利への気持ち> 2試合連続で勝ちが拾えない試合が続き、横谷監督からも「勝とうという気持ちがまだ伝わってこない」との声も聞かれた。鉄壁の3バックは空中戦を確実に制しており、安定感は抜群。また、昨年は出場機会に恵まれなかった中盤の選手達も、激しいプレスから速い攻撃を仕掛けようとする意図は見られる。中村らトップの選手達の運動量も多い。能力のある選手達がそろっているだけに、後は気持ちの問題だ。次節は2連勝で首位に立った東海大。近年、苦杯をなめさせらている相手に、法大の真価が問われる。 ◆横谷監督コメント「勝ちきれないのはフラストレーションがたまるね。勝とうという気持ちがまだ伝わってこないな。次節、東海大がどうこうというより、まず自分たちの気持ちの問題だ。」 ◆山本主将コメント「まだまだ完成されたチームじゃないから発展途上。修正可能な部分はいっぱいある。なんとしても1部に上げて卒業したい。」 ◆佐々木選手コメント「ゴールはたまたま。でも久々に点が取れて良かった。(次節の)東海大には負けてるといっても今年はまた違うチーム。やってみなければわからない。」 法大・2年連続の開幕戦ドロー 流経大の壁破れず
2002.4/13 14:30 江戸川陸上競技場 晴れ
<新チームの船出> 入替戦敗退で惜しくも1部昇格を逃がした昨シーズン、そこで得た財産を胸に新生法大サッカー部の新たな戦い2002が幕を開けた。Jリーガー、JFLプレイヤーを数多く輩出した昨年の4年生が卒業し、チームはその姿をガラッと変えた。まずは従来の4バックから3バックに変更。また、有望株として入学しながら、これまでレギュラーの経験に恵まれなかった若手を積極的に起用。この若返ったチームを、リーグ戦初先発のGK小野、新主将・山本、副将・加藤のDF陣、司令塔・佐々木、トップの中村、経験豊富な4年生が引き締めていく形だ。 開幕戦の相手は、昨年度都県リーグの覇者・流通経済大学。法大は昨年の関東大学サッカー選手権1回戦で流経大と対戦しており、その時は0−2と苦杯をなめさせられた。10番、FWの阿部は全日本大学選抜のエースストライカーであり、先日の日韓デンソーカップでも、決勝点をあげるなど、プロ注目の選手だ。昨年のリベンジをかけて法大はピッチに立った。 <光明射すドロー> 前半5分、法大はCKから最後は山本がヘディングシュート。惜しくもバーの上に外れるが、主将としてプレーで示す、気迫を見せた。しかし前半は流経大が前に出てくるシーンが目立った。阿部を中心とした攻撃的3トップの攻撃を法大も必死に跳ね返す。22分、流経大・吉沢の決定的ヘディングシュートをGK小野がスーパーセーブ。前半は法大に3枚のイエローカードが飛び出すなど、押し込まれた感があった。 ◆横谷監督コメント「流経とはリーグ戦では初めてだし、やりにくかった。昨年も開幕戦は引き分け?昨年とはまた違うよ。昨年はみんな必死でなんとか引き分けに持ち込んだ。今年は質が違う。チームに意図があったから。両サイドが押し込まれるとどうしても守備的になるが、まだまだこれからだね。」 ☆昨年度主将・柳沢がJデビュー☆ J1東京ヴェルディ1969入りした昨年度法大キャプテン・柳沢将之が見事なデビューを果たした。4月13日、第6節、対神戸戦で後半8分に負傷した西田に代わり途中出場。カズ相手に果敢なスライディングを見せ、攻撃ではタイミングの良いオーバーラップと正確なクロスを披露した。恩師・川勝監督(神戸)の前で堂々たるプレーぶり。法大と同じく、ドローに終わったが今後に期待できる初陣となった。 |