<3連勝を目指して>
前節、明大をやぶり単独首位に立った法大。第3節もこの勢いを維持し首位の座を守りつづける為に、良い形勝利することが重要となった。対する国武大は今期2部へ昇格し、ここまで1勝1敗で6位という成績である。順位こそ下位であるが、リーグ戦はまだ始まったばかり。気を抜くことは当然許されない。この日の法大のスタメンはFW林聖之に代わり開幕戦で得点をあげたFW柘植佳孝が起用された以外は前節と同じメンバー。前節のような堅い守備と力強い攻撃を見せてくれるだろうという期待が高まる中、国武大との戦いが始まった。
<長山 輝くFK!>
しかしこれまでの2節同様立ち上がりから波に乗ることのできない法大は、試合開始から相手に攻め込まれてしまった。なかなか自分たちのペースで試合を運ぶことが出来ず国武大の攻撃に耐え続けるのみとなってしまっていた前半20分、FKのチャンスが法大に訪れた。キッカーは主将・MF長山一也。勢い良く放たれたボールがゴールネットへと吸い込まれ、今節も法大は苦しい状況の中で先制点を奪ったのである。しかし今節はこれまでのように先制点によって流れを完全に引き寄せるというわけにはいかなかった。ホームの大応援団の声援に押され攻撃の手を緩めない国武大と一進一退の攻防を続けていた前半36分、またしても法大はFKを得た。長山の精度の高いボールがゴール前に入り混戦となったところで柘植が押し込み、2点目を得た。流れの中での攻撃が上手くいかない時でもセットプレーで確実に得点できるところが現在の法大の強さといっても過言ではないだろう。そのままのペースで試合は進み、法大の2点リードで前半が終了した。
<苦しい戦いの末に>
後半開始直後、長山のFKが3度目のチャンスを呼び込んだ。今度はFW蔭地弘貴がヘディングで合わせ、3点目を叩き込んだのである。3点を取りいよいよ自分たちのリズムをつかみ始めた法大。後半10分のPKのチャンスこそポストに阻まれゴール出来なかったが、FK同様にスルーパスの精度も抜群だった長山を中心に様々な攻撃のパターンが飛び出した。しかし相手GKの好守もあり、その後追加点を奪うことは出来なかった。更に後半30分、一瞬の隙をつかれ初の失点を喫してしまう。しかも後半45分にはMF野木健司がイエローカード2枚で退場。10人でのプレーを強いられてしまった。これまでの2試合に比べ最後まで苦しい戦いとなったが、主将・長山のFKから生まれた3点を守りきり法大は開幕からの連勝を3に伸ばした。
<独走態勢の確立へ>
3連勝を果たした法大は自らの手で首位の座をしっかりと守った。一方他大学に目を向けてみると、明大対青学大の対戦が残っている為全体の順位は確定していないが、2位以下が混戦になる可能性が高くなりつつある。法大がこのまま連勝を伸ばすことが出来れば、首位を守ることはもちろん頭1つ抜け出すことも十分に可能になるだろう。次節は比較的相性のいい東農大との対戦。確実に勝利し、連勝を続けたまま前期リーグ戦を折り返したいところである。セットプレーという新たな武器を身につけた法大ならば、4連勝も成し遂げられるはずだ。
◆コメント◆
| ・照井博康監督 |
「形はあまりよくなかったが、勝ててよかった。選手は最後まで
よく動き回っていたし、練習の成果が出ている」 |
| ・MF長山一也 |
「勝ててよかった。今日は立ち上がり相手に攻め込まれていたのはよくなかった。FKはたくさん練習していたので、練習の成果が出たと思う。今期はゴール前の練習に特に力を入れている。得点は狙っていく。今期は点が取れていることが強い。昨年の4年生たちがそうしていたように自分たち4年生がここで満足させないようにしないといけない。1戦1戦がもう山場だと思っている。首位というプレッシャーはないので、次の試合も勝つだけ。(次節の相手)東農大は2トップが上手いから注意したい」 |
| ・DF秋本倫孝 |
「チームとしてやりたいことは出来ている。後半疲れてきて足が止
まった時に攻め込まれてしまうことが課題だと思う。(今期初めからボランチにコンバートされたが)ずっとセンターバックをやっていたから、いろいろなところからプレッシャーが来ることには苦労し
ている。しかし攻撃に絡めることはやりがいがある。今後も(チームとして)流れが悪い時にしっかり得点できれば大丈夫だと思う」 |
| ・FW蔭地弘貴 |
「(得点については)もう1点欲しいところだったので、取れて嬉しい。今日は暑かったので、走り負けしないように心がけていた。怪我は多少の痛みはあるが大丈夫。次節も調子をくずさないよう波に乗っていきたい」 |
明大戦 圧倒的な強さで2連勝!
第77回関東大学サッカー2部リーグ 第2節
法政大学 VS 明治大学 |
2003.4/20 12:30 夢の島競技場 雨
3
法政大学 |
1 |
前半 |
0 |
0
明治大学 |
| 2 |
後半 |
0 |
【得点者】
25分【法政大】荒木洋太
55分【法政大】荒木洋太
55分【法政大】長山一也
| 法政大学 |
明治大学 |
| 1 |
GK |
丑澤準一 |
1 |
GK |
高木雅史 |
| 2 |
DF |
杉本純一→流田(30分) |
16 |
DF |
川野毅→福田(60分) |
| 34 |
DF |
雑賀友洋 |
3 |
DF |
大和田真史 |
| 38 |
DF |
橋元圭一郎→原(40分) |
4 |
DF |
戸川健太 |
| 36 |
DF |
稲垣貴之 |
2 |
DF |
夏迫良平 |
| 10 |
MF |
長山一也 |
6 |
MF |
澤本俊平 |
| 13 |
MF |
秋本倫孝 |
7 |
MF |
伊藤淳嗣 |
| 16 |
MF |
野木健司 |
10 |
MF |
中島 孝 |
| 14 |
MF |
津島公人 |
13 |
MF |
阿部達郎→小川(45分) |
| 11 |
FW |
荒木洋太→今道(18分) |
33 |
FW |
山本 剛 |
| 9 |
FW |
林 聖之 |
8 |
FW |
松ヶ枝泰介 |
| サブ |
| 35 |
GK |
清野智孝 |
21 |
GK |
古川崇嗣 |
| 15 |
DF |
流田雄一郎 |
5 |
DF |
板垣琢也 |
| 7 |
MF |
原 朋洋 |
32 |
DF |
福田健介 |
| 17 |
MF |
木下幸誠 |
12 |
MF |
栗橋庸介 |
| 30 |
FW |
柘植佳孝 |
35 |
MF |
小川佳純 |
| 28 |
FW |
蔭地弘貴 |
31 |
MF |
森 賢一 |
| 29 |
FW |
今道秀次 |
9 |
FW |
上芝俊介 |
| 監督 |
| 照井博康 |
吉見 章 |
<雨の中の首位決戦>
開幕戦を勝利で飾った法大の第2節の相手は、同じく開幕勝利の明大。もう1つの開幕勝利チーム、国武大は前日の試合で青学大に敗戦を喫した。そのためこの試合の勝者のみが連勝を果たし首位に立つということが試合前から明らかになっていた。第2節にして法大は、非常に重要な試合を迎えることとなったのである。雨の降りしきる夢の島競技場を舞台にいよいよ首位決戦が始まった。
<試合を決めた先制点>
今日も法大は立ち上がりから自分たちのペースをつかむことが出来なかった。攻め込まれる場面が多く見られ、昨年の敗戦が頭をよぎることもあった。しかし、前節に続いてスタメンのGK丑澤、DF杉本、雑賀、稲垣。そして怪我の姜に代わって出場した橋元が好守を見せ、相手に決定的なチャンスを作らせなかった。試合が進むにつれて徐々に攻撃のペースをつかんできた法大ではあったが、明大同様なかなか攻撃をシュートで終わらせることが出来ない。両者ともに決定機を作れない展開が続いた。そして迎えた25分。津島の右サイドからのクロスに荒木がヘッドで飛び込み待望の先制点が生まれた。その後も法大は荒木を中心に攻撃を続けるものの追加点は奪えなかった。しかし守備陣が安定した守備を見せ1点を守りきり、リードしたまま前半終了の時を迎えた。
<本領発揮の後半戦>
後半は立ち上がりから完全に法大のペースだった。そしてそのリズムがついに実を結んだ後半10分、右サイドからの稲垣のクロスをまたも荒木がヘディングで押し込み追加点を奪取。しかも更に攻撃の手を緩めない法大は同じく10分、中央で相手DFのボールを奪った長山がそのままシュートを放ち、芸術的なミドルシュートを決めた。一挙に2点を挙げ、勝利が確実に近づいた後も選手たちが集中を切らすことはなかった。テンポ良く攻めつづけ、全員でピンチの芽を摘んでいった展開は完全に法大ペースだったと言って良いだろう。終了間際、最後の反撃に出た明大に対しても全員で守りきり、ついに苦手明大を相手に完封勝利を果たしたのである。
<首位であり続けるために>
圧倒的な力で連勝を収め首位に立った法大ではあるが、戦いはまだ始まったばかりである。残り5試合。首位であり続けることは決して簡単なことではないだろう。次節の相手国武大は今年2部昇格を果たしたチーム。過去に対戦したことがなく、実力も未知数である。しかし相手がどんなチームであれ、昇格を目指す法大は勝ちつづけなければならない。このまま波に乗り、連勝を伸ばし続けることに期待したい。
◆コメント◆
| ・照井博康監督 |
「昨年2連敗の明大相手ということに対する気負いはなかったが、今年こそ勝ってやろうという気持ちはチーム全体にあった。しかし首位決戦ということは特に意識しなかった。今日の勝因は先制点を取れたことだと思う。次節もこのまま波に乗っていきたい」 |
| ・MF長山一也 |
「今日の結果には満足です!!シュートに行く姿勢、守備ともにしっかりしていた。やっていて楽しかった。自分たちのサッカーが出来ればもうどこにも負けない。このまま満足しないで、過信しないでこの状態を持続させていかないといけない。自分がゴールを決めた瞬間は、すごくいいゴールだと思った。これからも点をたくさんとれるようにしたい。今日の試合に点数をつけるとしたら90点。」 |
| ・GK丑澤準一 |
「DFが頑張ってくれた。自分は後ろから声で支えていくだけ。(今日のチームは)緊張もとけて、自分たちらしいプレーができた。このまま全試合完封でいきたい」 |
| ・FW荒木洋太 |
「1試合の中に来る少ないチャンスを必ず生かそうとは思っていた。林と少し重なる部分があったからそういったところを改善していきたい。怪我は軽い肉離れ。1年生の時から少しクセになっている」 |
東海大戦 開幕白星発進!
第77回関東大学サッカー2部リーグ 第1節
法政大学 VS 東海大学 |
2003.4/13 12:30 平塚競技場 晴
1
法政大学 |
0 |
前半 |
0 |
0
東海大学 |
| 1 |
後半 |
0 |
| 法政大学 |
東海大学 |
| 1 |
GK |
丑澤準一 |
21 |
GK |
中里曜一 |
| 2 |
DF |
杉本純一 |
3 |
DF |
柳沢宏太 |
| 34 |
DF |
雑賀友洋 |
15 |
DF |
大井康弘 |
| 4 |
DF |
姜 成浜 |
6 |
DF |
工藤光俊 |
| 36 |
DF |
稲垣貴之 |
4 |
MF |
日比野嵩 |
| 13 |
DF |
秋本倫孝 |
5 |
MF |
仲村友良 |
| 10 |
MF |
長山一也 |
7 |
MF |
原崎一平 |
| 16 |
MF |
野木健司→原(89分) |
8 |
MF |
黒川貴央 |
| 32 |
MF |
小助川慶太→木下(45分) |
13 |
MF |
伊藤大智 |
| 29 |
FW |
今道秀次→井上(84分) |
9 |
FW |
川島大樹 |
| 30 |
FW |
柘植佳孝 |
11 |
FW |
釘崎康臣 |
| サブ |
| 35 |
GK |
清野智孝 |
1 |
GK |
松田 翼 |
| 33 |
DF |
鈴木周吾 |
2 |
DF |
宮本和弥 |
| 27 |
MF |
田森大己 |
12 |
DF |
角南淳平 |
| 7 |
MF |
原 友洋 |
24 |
MF |
宮平朋之 |
| 14 |
MF |
津島公人 |
29 |
MF |
朝比奈祐作 |
| 17 |
MF |
木下幸誠 |
26 |
MF |
新田祐輔 |
| 37 |
FW |
井上 平 |
17 |
FW |
岩田博貴 |
| 監督 |
| 照井博康 |
今川正浩 |
<新たなスタート>
ついに関東大学サッカー2部リーグの戦いが幕を開けた。ここ数年開幕戦では実力を発揮できない法大。昨年も開幕戦を引き分け、上位争いへ食い込むチャンスを逸した。前後期14試合というリーグ戦は長い様で短い。1つの負けが命取りとなりかねないのだ。昇格のためには開幕戦勝利は絶対条件といっても過言ではない。昇格をかけた戦いの火ぶたが切って落とされた。
<苦しいスタート>
1年生3人をはじめ、新鮮な顔ぶれが名を連ねた法大のスタメン。その新チームは序盤から苦しい戦いを強いられた。攻撃の中心となるべき新主将・MF長山一也(社4)になかなかボールが渡らず、決定的なチャンスを作れない状況が続いた。しかし、対する東海大も単調な攻めを繰り返す状態。DF姜成浜(経3)やGK丑澤準一(社4)らの好守もあり、相手にもチャンスを作らせなかった。一進一退の攻防のうちに前半は終了し、0−0のドローで後半へと折り返した。
<流れを変えた先制点>
後半開始からしばらくの間は法大にとって流れの悪い時間帯だった。相手に攻め込まれ、耐えしのぐ中迎えた後半25分。右サイドからのMF野木健司(社3)のクロスにFW柘植佳孝(2)がヘディングでシュート。先制点を叩き込んだ。このゴールを境に法大のリズムは一変。30分、33分と長山が立て続けにシュートを放つなど、チーム全体が本来の攻撃を取り戻した。終了間際、東海大が見せた怒涛の攻撃も厚い守備ではね返し、ついに法大は開幕戦勝利という歓喜の瞬間を迎えたのである。
<次なる戦い>
次節の相手は、開幕戦で流経大を2−0で下し、現在首位の明大。第2節にして前期の山場ともいえる大事な試合を迎えることになった。明大との昨年の対戦成績は2戦2敗と相性も良くなく、主将・長山は開幕前に最大のライバルとして名前を挙げた。しかし、法大らしいサッカーをすれば決して勝てない相手ではない。1年生が4人も出場した今節のように昨年とは一味違った新しい風がピッチを吹き抜けることを期待したい。
◆コメント◆
| ・照井博康監督 |
「初勝利ということで嬉しい。今節はみな緊張気味だったので、次節は動き回って自分たちらしいサッカーをしたい」 |
| ・川勝良一コーチ |
「勝ててよかった。秋本は中盤によい1年生が入ってきたのでボランチにコンバートした。法大の印象はまとまりはあるが、個人の力には物足りなさがある。次節は自分たちのサッカーをするだけだ」 |
| ・MF長山一也 |
「今日は円陣を組んだ時に、『絶対勝つぞ!』とチームメイトを鼓舞した。実力の半分程度しか発揮できなかったが、それで勝てたことが大きい。次節も苦しい試合になると思うが、自分たちのサッカーができるようにしたい」 |
| ・MF野木健司 |
「アシストはそれまで流れが悪かっただけに嬉しかった。自分の特徴はドリブルなので、中に切れ込んでいってシュートを打つなどしてチームに貢献したい。次節もこのまま波に乗っていきたい」 |
| ・FW柘植佳孝 |
「得点シーンは無我夢中だったが、決めた瞬間は気持ちよかった。今後もチームに貢献できるように頑張りたい」 |
| ・DF稲垣貴之 |
「初スタメンということは特に意識しなかった。今後も丁寧にボールをつなぐことに気をつけたい」 |
| 関東大学サッカーリーグが、今年もいよいよ開幕を迎えた。法大は今季より、照井博康氏(前法大サッカー部コーチ)が新たに監督として就任。代わってコーチには川勝良一氏(前ヴィッセル神戸監督)が就任した。照井新監督、また新主将となった長山一也(社4)らをはじめ、チーム全体が“今季はいける”という手応えを感じているようだ。昨季は2部リーグ3位の成績に終わった法大。ターニングポイントとなった今季、悲願の1部昇格を果たせるか注目である。 |
| ◆照井新監督コメント |
「チーム状態は、昨年よりも良いと思う。(監督就任について)やるしかない、勝つしかない。ただそれだけです」 |
| ◆長山新主将コメント |
「(主将は)自分の気持ちと周りの反応で決まった。常に先頭にたって気持ちを見せ、みんなを引っ張っていきたい。しっかりと準備ができ、最高の状態。(今季の目標は)アシストだけでなく、得点も増やす」 |
| ◇2003年度新入部員一覧◇ |
| ポジション |
名前 |
出身 |
| GK |
千葉航一 |
横浜FMユース |
| DF |
稲垣貴之 |
浦和ユース |
| DF |
小笠原悟史 |
FC東京ユース |
| DF |
雑賀友洋 |
弥栄西 |
| DF |
本田勇太郎 |
日章学園 |
| DF |
渡辺健介 |
三菱養和ユース |
| MF |
川村隼介 |
大宮ユース |
| MF |
小助川慶太 |
浦和ユース |
| MF |
常盤亮介 |
湘南ユース |
| MF |
松永幸大 |
桐蔭学園 |
| FW |
井上 平 |
清水商 |