<暴風雨の中>
5月31日より開幕した関東大学サッカー選手権。夏の全国大会(総理大臣杯)の出場をかけて争われるトーナメント戦である。前期リーグ戦を首位で終え、勢いのある法大イレブン。この大会でも快進撃が期待される。
しかし、1回戦は台風の影響により、試合が順延される会場もあるほど、天候、グラウンドコンディションともに最悪の状態だった。そんな中開始された試合での最初の大きなチャンスは、前半早々におとずれた。中盤でボールを受けたMF秋本が強烈なミドルシュート。ボールは惜しくもポストにはじかれたが、その集中力は、いつもと遜色のないものだった。しかし、時折激しく吹き荒れる風と雨、そして一面水溜まりとなってしまったグラウンドの影響なのか…その後はチャンスらしいチャンスはほとんど生まれず、ただ時間だけがすぎていった。
<大きな1勝>
後半に入っても、MF谷田らが絶好のシュートをはなつも、相手DF陣の好守も重なり、得点をあげることはできない。思うようにプレーできない苛立ちが、次第に選手達のモチベーションを下げ、集中力を奪っていく。その結果、相手選手と接触したDF姜が負傷退場、両チームあわせて6枚のイエローカードが飛びかい、文字どおりの荒れ試合となってしまった。試合はそのまま時間内に決着はつかず、延長戦、PK戦までもつれこんだ。法大にとってPK戦は苦い経験が多いものの、GK丑澤の好セーブが光り、辛くも1回戦突破を果たすことができた。
最後は結局法大に勝利の女神は微笑んだが、どちらに転んでもおかしくなかったこの試合。しかし、だからこそ「勝てたことは大きい」(長山主将)。そしてそれが今季の、今の法大の強さなのだ。
◆コメント◆
| ・GK丑澤準一 |
「(今日の試合は)ホントにやりにくかった。(相手のカウンター狙いの戦術に対して)ラインに下がり過ぎないように指示を出したりした。うまく相手の攻撃に対応できたと思う。(PKは)真ん中に一本は来ると思ってたので、動き過ぎないようにした。そうしたら相手が外してくれたから、運が良かった」 |
| ・MF長山一也 |
「今日は最後までみんながあきらめずに、本当に、頑張ってくれた。点数をつけると80点。ここまでの雨と、グラウンドのコンディションでやったことはないですね。PKは蹴りたい人が順番に蹴りました。勝てたことは大きい。このまま2回戦も勝ち進んでいきたい」 |