◆9・4〜10・17 第54回関東女子学生バスケットボール4部リーグ戦Cブロッ ク(都立大体育館他) ▼1位明大 7勝0敗 昨年のこの大会で明治は全敗。入れ替え戦でも負け、今年はまさかの4部スタ ート。 3部昇格を目指す今年、リーグ初戦を19点差、2回戦を31点差で勝利する。しか し、この勝利に部員達は納得していなかった。「一人一人がボールを追いかける 姿勢が足りない」(市川主将・文4)。今まで練習してきたチームオフェンスが機 能していないためだった。 多少不安のあった本学だが、徐々に調子は上がってきていた。続く3回戦で流 れをつかむと、4回戦から100点ゲームを連発。東京理大戦では、相手に100点も の大差を付けた。 全勝で迎えた最終戦。相手は本学が最も警戒する東京家政大 。この試合、明治は何度も相手のファウルを誘い、序盤から流れを引き寄せる。 第2クォーター終了までは完全に優勢を保っていた。だが、第3クォーター開始 直後、疲れのせいかファウルを連発してしまう。このファウルが流れを変えた。 次々に得点を許し、試合終了2分前、遂に試合は振り出しに戻った。声援の飛び 交う会場で、明治は必死に守る。チーム一丸となって反撃する。その中に、全力 でボールを追っていない者などいるはずが無かった−−。 試合終了後のロビー 。そこには勝利に酔いしれる選手の顔があった。「ここからが本番だから気を引 き締めて」(木瀬・商3)。全勝でブロックを通過した本学は、3部昇格を懸け た入れ替え戦出場を決めた。