夢とか、憧れとか、感動とか、ドラマとか、そんなものが本当にあるんだ。そう思えたのは、スポーツを通して得られた感覚なのかなあ。そんな気はしています。 正直、スポーツ人間ではないです。中学時代を水泳部の幽霊部員として過ごして以来、まともに体を動かすことはなく…。スポーツに興味を持ったのは、99年、地元・愛知のヒーロー軍団、中日ドラゴンズが開幕連勝ダッシュを魅せていた頃。賑やかな地元スポーツ紙を毎朝眺めるのが楽しみでしょうがなかったのを覚えています。 観戦する立場として接してきました。しかもブラウン管、新聞を通して。もしかしたら、そのときはただ漠然と憧れていただけだったのかもしれません。 今考えると、そういった憧れというものは本当にあるんだとつくづく思います。特に明大スポーツに入り、取材する立場、彼らとかなり近い立場になってからの経験が大きかったのですが。試合、選手に触れる際、当たり前ですが、そこにいたのは、目標に向かって必死になっている人達であったり、それを支える人達であったり。そこにあったのは、選手一人ひとりが残していった、それぞれの、誰にも真似できない結果だったり過程だったり。それを見て、昔の自分なら「頑張ってるのは当たり前だろ」などとつっこんでいたかもしれません。本当の“本気”に正面から接したことがあまりなかったから。自分の脳の作りは昔と変わらず単純なので、彼らのまっすぐさが凄くストレートに響いてきた、というのが、自分の人生において素敵な経験となりました。喜んだり、悔しがったりを本気で体現している姿を見ては心震わせる日々です。一場さんの完全試合。目の前で、どんな映画よりもショッキングなドラマが作られていく、そんな感覚でした。凄かった、の一言です。沖縄の美しい海で、大学最速ウインドサーファーを懸けて風と戦うボードセイリングのインカレなどなど。スポーツの世界が見せてくれたいくつもの名場面が、頭にこびりついて離れません。だってどれも異常なくらい格好良い。 そんなスポーツを、やるのは人間です。魅力に溢れたものにしてくれるのも人間。それをただ観ては勝手に感動している人間、自分なんて、なんてちっぽけなんだろうと思いつつ…。同じ人間なのだと考えると、会えてよかった、人間でよかった、ここにいれてよかった、明治でよかった、メイスポでよかったなあ、となるわけです。 “人間だもの/頑張れニッポン!/明治ですから!/やっぱり明治がNo.1!/明治勝とうよ勝とうよ明治!”。あー、アツい! ところで、このホームページも明大スポーツ紙面も、スポーツとは少し分野は違えど、アツ い奴らが必死になって作ってます。そんな仲間達が、ちょっと自慢です。 そしてあの99年、村田孝介にスポーツと触れるきっかけをくれた中日ドラゴンズが、セ界制覇を果たしそうです。今、気分はすごくおめでたいです。やっぱり、野球とビールと軟骨揚げは最高です。人間でよかった! すみません、自分でも後半辺りから何を書いているのかわからなくなってしまいました。次の書き手は加藤夕紀子(政経3)です。いつもまっすぐな鋭い目には、どんな世界が見えているのでしょう。 私とスポーツ バックナンバー