端艇部
全日本新人戦エイト25年ぶり優勝
◆10・1〜3 第45回全日本新人競漕選手権大会(戸田ボートコース)
▽男子シングルスカル――敗者復活戦敗退
▽男子ダブルスカル――棄権
▽男子エイト――1位
▽女子シングルスカル――順位決定戦2位
▽女子ダブルスカル――4位
インカレで若い力が爆発した本学。1・2年生のみで参加の新人戦にも期待が寄
せられていた。だが、男子シングルスカルは予選敗退。女子陣もシングルスカルは
決勝へ進めず、ダブルスカルは4位と入賞できなかった。
そんな中、男子エイトだけは違った。このクルーをまとめたのは西川(政経2)。
監督からクルー編成、練習メニューすべてを任される。しかし、大会までの猶予は
2週間。メンバーは「個性のかたまり」(青木・理工2)の1年生7人。「質と量をかせ
ぐ」(西川)ため、1日中荒川を漕ぎ、時に18qも漕いだ。技術面で西川が厳しく、メ
ンタル面で青木が優しく1年生をまとめ順調に予選を突破する。
最終日は土砂降りの雨と凍てつく寒さの最悪な環境。しかし、自分たちのしてき
たことを信じ、準決勝もなんとか突破。決勝では、250mまで早大に半艇リードを許
すも、500mでひっくり返し3秒最上の差をつけてゴールした。
「おおーーっ!!」。ゴールと同時に雄たけびを上げ、高らかにガッツポーズを
決める。この瞬間、中大の五連覇を阻止し、優勝が決まった。実に25年ぶりの快挙
を成し遂げたのである。彼らの成長が明治を支える時が訪れると感じさせる一戦
だった。