◆10・16 第10回Hakubaカップサマージャンプ大会兼ユニバーシアード選考会 (白馬ジャンプ競技場) <ラージヒル K点=120m> ▼順位 1位一戸(アインズ) 2位宮平(ミズノ) 3位東(日本空調サービス) 17位池田(政経3) 21位櫻井(政経4) 28位國分(政経3) 36位富井(政経2) ◆10・17 第4回全日本学生サマージャンプ大会兼ユニバーシアード選考会 (白馬ジャンプ競技場) <ノーマルヒル K点=90m> ▼順位 1位池田 2位花岡(専大) 3位高柳(札幌大) 8位國分 12位浅石 16位櫻井 18位富井 22位大田 <10・16> 今大会は、葛西(土屋ホーム)や原田(雪印)などオリンピック級の選手が出場しているハイレベルな 大会。UHB杯サマージャンプ大会で3位入賞を果たした櫻井(政経4)をはじめとする 本学ジャンプ陣4名も出場した。朝方曇っていた空も競技開始前には晴れ上がり、 快晴の天気となった。 本番前の試技にて櫻井が前評判通りの大飛躍をみせ、 本番でも記録を出すかに思われた。だが一回目のジャンプ。 本学ジャンプ陣はなかなか飛距離を伸ばせない。二回目のジャンプでも本学ジャンプ陣が伸び悩む 一方、実業団の有力選手である一戸(アインズ)や東(日本空調サービス)は飛距離を伸ばしていく。 本学ジャンプ陣は池田(政経3)の17位が最高順位という結果に終わった。 <10・17> 前日に引き続き、ユニバーシアード選考会も兼ねた今大会。 ジャンプ台からは早くも雪景色がうかがえる。選手のみならず自然もまた、 冬を迎える準備を着々と進めているようだった。 1本目、池田(政経3)が89mまで飛距離をのばし、3位の好位置につける 。 だが2本目、風が吹かず信号が赤から青に変わらない。スタートできないまま、 緊迫した空気が続く。そんな中ようやく飛び出した池田が見せたのは、 91mのK点越えの大ジャンプだった。悪条件の中つかんだ学生王座は、 彼の実力の証に違いない。夏を制した男は、見事ユニバーシアードの切符を手にし、 サマージャンプをしめくくった。 <大会を見て> 16日に行われた全日本の大会、そして17日に学連主催の記録会(ノーマルヒル)、 18日に同じく記録会(ラージヒル)、この三連戦のリザルト、学生上位6人がユニバーシアード 候補となり、今後の合宿などを経て最終的には4人に絞られる。 今季好調だった櫻井(政経4)は、大会直前の練習中に転倒するアクシデントがあり完璧な調子で はなかったものの、何とかまとめあげ候補の中に残った。池田(政経3)も、 ジャンプ改造に取り組む中で見事夏の学生王者になりユニバーシアード候補に。 夏が苦手という國分(政経3)は、惜しくもユニバーシアード候補は逃してしまったものの例年以上 に手ごたえを感じているらしく、雪に乗ってからの大爆発に多いに期待できる。 富井(政経2)は、全日本クラスが揃う中でも飛び出しのスピードが上位5人に入るなど 板に乗れてはいるが、「確率がまだまだ」(大久保総監督)。練習で見せる好ジャンプをいかに本番 でも飛べるかが鍵となる。 これでサマーシーズンはほぼ終了となるが、選手たちは息つく暇もなく学連の合宿や出身県主催の海外遠征などへと旅立つ。 「順調にきてます」(大久保総監督)。夏に得た手ごたえ、反省、それらを胸にいよいよシーズンへ 向けて選手たちは最後の調整に入る。