◆10・16〜17 平成16年度第49回全日本学生ウエイトリフティング新人選手権大会(横浜市磯子スポーツセンター) ▼順位 62kg級 2位 岡本(政経1) 222.5kg (S100 J112.5) 69kg級 3位 園田(政経2) 237.5kg (S102.5 J132.5) 85kg級 4位 水田(政経2) 242.5kg (S 110 J132.5) 94kg級 2位 桜庭 (政経2) 265kg (S115 J150) 6位 佐竹(政経1) 230kg (S100 J130) 105kg級 2位 平野(農2) 270kg (S120 J150) 6位 塩山 (政経1) 250kg (S115 J135) +105kg級 3位 佐藤(政経1) 250kg (S110 J140) 女子58kg級 1位 山口(商1)140kg (S60 J80) 全日本の大学から新人選手が集結し、最重量を持ち上げたものに王者の称号が与えられる今大会。本学からは、桜庭、園田、平野、岡本、佐藤、塩山、山口らが出場した。その中で、今回は2年生の活躍が目立った。また、一年生の表彰台デビューもあったりと、初々しさで溢れた。 69kg級、園田の試技直前、アクシデントが起こる。アップの最中、両足をつったのだ。「立てるかどうかわかんなかった」。優勝射程圏内なだけに部員たちの間にも動揺が走る。「何とかしなきゃって思った」。園田に駆け寄る部員たち。皆で園田の両足を揉みほぐし、懸命に励ます。そんな献身的な介護に応えんと、園田も「棄権だけはしたくない」と足を引きずりながらも必死に試技に臨むが、ジャークの失敗が続く。三本目、部員たちの間に期待と不安がこみ上がる中で、なんとか成功させた。その瞬間大歓声が沸き起こった。部員に背負われて場内を後にする園田を部員が取り囲み健闘をたたえた。ケガの中での堂々の三位。笑顔で表彰台に登る園田に部員たちから祝福の声が上がった。「おんぶはかっこ悪いけど(笑)。でも皆には本当に感謝してる」。16日、磯子でまた一つドラマが生まれた。