お笑い2024.05.02 06:00

三宅敏

吉本の若手漫才コンビの中でも個性が光る空前メテオの茶屋（左）と大門正尚＝撮影・三宅敏

◆空前(くうまえ)メテオNSC(吉本総合芸能学院)42期の大門正尚(おおかど・まさなお)と、茶屋(ちゃや)によって2019年4月、コンビ結成。関西外大で出会い、NSC入り。よしもと漫才劇場(大阪)の翔(かける)メンバー。24年3月、ytv漫才新人賞決定戦優勝。芸歴4年目での同大会優勝はスピード記録。

大門写真右。99年1月27日、滋賀県出身。趣味は小説、漫画、ボクシング、たばこ。身長169センチ。

茶屋98年11月19日、秋田県出身。趣味は映画鑑賞、ゲーム。身長174センチ。

NSC42期 関西お笑い賞レース最若手V

この4月から芸歴5年目。まだピッカピカの若手コンビだ。ytv漫才新人賞決定戦では、同期のライバル、ぐろう(家村涼太、高松巧)に競り勝ち、優勝に輝いた。「(優勝の)意味が分かっていない」「実感がない。信じられない」との初々しいコメントが印象的だった。

ドーナツ・ピーナツ、たくろう(きむらバンド、赤木裕)、バッテリィズ(エース、寺家)ら先輩芸人を押しのけての優勝。NSC(吉本総合芸能学院)42期の空前メテオは、関西のお笑い賞レースでは最も若い世代の勝者となった。

あれから1カ月が経過し、少しずつ変化が見えてきた。

茶屋マンゲキ(よしもと漫才劇場)の舞台に出た時の拍手が、増えましたね。「茶屋さんですよね?」と、なんばで声をかけられることもありました。

大門確かに拍手が増えました。うれしいですね。優勝して、中学時代の友達や親戚のおばさん、祖父母からもお祝いの連絡をもらいました。

茶屋中学、高校の同級生からLINE(ライン)をもらいましたが、ほぼ10年ぶりでした。劇場の出番が増えたのもありがたく思います。

大門初めて会う人、テレビ局など初めて行く場所も増えました。大阪府知事、大阪市長だった橋下徹さんとお会いして、ちょっと感動しました。僕らに対しても、とても優しい人でした。

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