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アニメ・ゲームコラム

杏野はるな「レトロの世界があんのっ。」

杏野はるな「レトロの世界があんのっ。」

日本で唯一のゲームソムリエール。26歳にして、昭和のレトロホビー等を文化として研究し、様々なメディアで活躍。そのキュートなルックスからは想像できないような正論、発言も。また、インドネシア、バリ島のマニアでもあり渡航回数は35回以上。自身でバイクをレンタルし観光客がいかないような場所へも行ってしまうという活発な一面も持つ。Twitterアカウントは@annoharuna。

昭和の10円駄菓子屋系ゲームの魅力

[2014年8月22日19時36分]

  • TL
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 おはようございます。杏野はるなです。今回も読者の皆様が「懐かしい!」ときっと感じていただけるものを紹介したいと思います。

それは駄菓子屋さん等の店頭に置いてあった(ある)10円ゲームでございます。私は現在26歳なので、小さい頃にはもうほとんど無くなっていましたが、本当に小さい頃、5歳くらいの時には遊んだ記憶があります。その記憶がすごく懐かしくて最近はいろいろな地方に行くと探してしまうのです…。でも駄菓子屋さん自体がもうほとんどないのでなかなか見つかりません…。さらに、今はネットでその手の設置情報が結構あったりしますので逆に本当に古い物は見つかりません。

 が、ここからがおもちゃ探しのプロ、杏野はるなの力を発揮する時なのです。私はネットの情報を逆に使わないようしています。ではどうするか? 答えはすごく単純でして、実際に自分の「足」で探しに行くのです。田舎に行くと、商店街等のメーンでなく、そこから路地に入ったところに小さな駄菓子屋さんが急に見つかったりします。これはなんというのでしょうか、ずっとこういう探検、探索をしていると嗅覚といいますか、気配を感じるようになります。おそらく、科学的にいうと統計学みたいな部分に行き着くのだとは思いますが、なんとなく、「あ、ここの先にはあるな…」と分かってきます。そして、そういったお店にはまだ現役でこういった10円で遊ぶゲームが残っています。※壊れているものを多いですが…。

 10円ゲームの代表的なものといいますと、まず一番に挙げられるのは「カーレース」だと思います。左右についているパドル(弾くやつ)で上部から入れた10円を弾いて下の方にある「ゴール」を目指します。途中、「スピン」「コースアウト」的なゲームオーバー穴が待ち受けます。見事ゴールに10円を入れる事ができると、そのお店で使える30円券や、ちょっとした景品が貰えるのです。きっと、「あった! あった!」と思われる方も多いのではないでしょうか。

 他には10円系ですと、メダルを使ったものも多数存在します。代表的なのは「ピカデリーサーカス」系でしょうか。10円をかけて、ルーレットの要素で最高30枚(数枚がけではもっと)のメダルの払い出しがあります。※メダルはお金には交換できません(2014年現在)

 私はこういった昔のゲームが大好きで自分で数台壊れたものをお譲りしていただきまして、自分で修理してゲームミュージアムに置いて皆様に遊んでいただいております。結構皆様夢中で遊んでいただいたいますよ~。

 ちなみに、私の所有している10円ゲームはカーレースのアレンジ版で「野球」をモチーフにしたものです。この種類は実は結構出ていまして、サッカー、バレーボール等相当数を確認しています。

 今の時代はテクノロジーの発達によって実際に10円玉を弾く、なんていうゲームは作られなくなりました。でも、こういった文化は遊びの基本としてずっと残って行く、残していくべき日本の素敵な遺産(ちょっと大袈裟ですが本当にそう思います)だと思っています。

 皆様も是非私のゲーム博物館(東京都中野区)にも遊びに来てくださいませ。ちなみに、私の博物館では当たり券ゲットでファミコンソフトをプレゼントしたりして楽しんでいます。自分の実際の10円を弾いてゴールを目指す。この不思議なリアルな感覚、今の時代にある意味必要な遊びかもしれません。

  • TL

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