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杏野はるな「レトロの世界があんのっ。」

杏野はるな「レトロの世界があんのっ。」

日本で唯一のゲームソムリエール。26歳にして、昭和のレトロホビー等を文化として研究し、様々なメディアで活躍。そのキュートなルックスからは想像できないような正論、発言も。また、インドネシア、バリ島のマニアでもあり渡航回数は35回以上。自身でバイクをレンタルし観光客がいかないような場所へも行ってしまうという活発な一面も持つ。Twitterアカウントは@annoharuna。

伝説の電子ゲーム モンスターパニック

[2014年9月26日13時5分]

  • TL
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 おはようございます。杏野はるなです。気がつけば連載ももう20回を超えていたのですね。早いものです。今までの連載を読み直してみたのですが「大きな範囲」の内容が多かった。例えばレトロゲームの魅力! とか、昭和の駄菓子屋グッズ! 等々。これが果たして大きな範囲だったのかはあくまでも私の価値観でございまして、中には「全然大枠じゃなくて、マニアックなんですが…笑」という意見もあるかも…。でもでもいいのです。これからは数歩踏み込んで、より細かい、具体的なコラムにしていこうと思っております。

 そういうことでございまして、私の好きなレトロゲームから具体的に作品を紹介したします。レトロゲームといいますと、きっと皆様が一番頭に浮かべるのは「ファミコン、PCエンジン、セガSG~」等のいわゆるテレビゲームなのではないでしょか? 私はもちろんそういったテレビゲームも大好物なのですが、実は(実はでもないか…)、ファミコン以前のいわゆる「電子ゲーム」も大好きなのです。電子ゲームと言いますのは「LSIゲーム、LCDゲーム」等と呼ばれますね。代表的なのは任天堂のゲーム&ウオッチでしょうか。

 

 当時、ゲーム&ウオッチの成功で他社もこの業界に次々に参入してきました。しかし、ほとんどが「……」なものばかり…。ゲーム&ウオッチの単純な模倣的なものが多かったのです。しかし! そういった中にでもとんでもない作品が生まれるわけです。その一つが今回紹介いたします、1982年発売のエポック社「モンスターパニック」になります。

 それまでの電子ゲームにはあまりストーリー性はなく、同じ動作を淡々と続けるものがほとんどでした(それでも面白いのですけれどね、面白いものは)。が、このモンスターパニックにはゲーム性にも物語があります。少年がモンスターの数々が潜む屋敷から脱出する! というものです。

 このゲーム、正直言いまして、下手な(あ、語弊あるかも…)ファミコンソフトより面白いです…。画面は縦長に構成されておりまして、半魚人、ドラキュラ、フランケン、ミイラ男、ガイコツの攻撃を避けながら、そして時には攻撃をしながら下から上へと登って行きます。

 すごいのは、それぞれのモンスターに個性的な行動パターンがあり、そして、こちらかの攻撃も可能な点です(すべての敵をやっつけられる訳ではありません)。私が一番感動してしまうのは、最後のボスであるガイコツとの戦いです。まず、少年の背後に置いてある剣を自らが拾ってから戦う、という非常にワクワクさせてくれるものとなっています。

 そしてガイコツと剣でガシャン! キンッ! シャン!(あ、この擬音は私の脳内ね…)と戦うのですね。もう思わずボタンの周囲に汗かいてしまうくらいです。今になればチープに見えてしまう液晶の表示ですが、逆にイメージする、想像する感動、気持ちよさってゲームには大事なんだな、と教えてくれます。

 1982年、今から(現在2014)約30年前…。私は1988年の産まれなので現役ではありませんが、いやー、これは今やっても面白いですぞ! 皆様も是非機会がありましたらプレイ! これ、エポック社さんがスマホのアプリとしてリメイクしていただけないかしら…。結構流行ると思う…。全国オンラインランキングとか追加して。

  • TL

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