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杏野はるな「レトロの世界があんのっ。」

杏野はるな「レトロの世界があんのっ。」

日本で唯一のゲームソムリエール。26歳にして、昭和のレトロホビー等を文化として研究し、様々なメディアで活躍。そのキュートなルックスからは想像できないような正論、発言も。また、インドネシア、バリ島のマニアでもあり渡航回数は35回以上。自身でバイクをレンタルし観光客がいかないような場所へも行ってしまうという活発な一面も持つ。Twitterアカウントは@annoharuna。

私が大人になった日 その2

[2014年12月26日10時28分]

  • TL
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 おはようございます。杏野はるなです。さてさて、先週の続きになりますので先週のコラムを読み返していただけますと今週へサラッとすんなり入れるのでございます。ハイっ、読んできていただけましたでしょうか?

 先週に引き続き、私が自分を大人になったな…。と感じた瞬間のお話なのでやんす。大人の定義はもちろん人それぞれでして、一番は18歳、20歳の誕生日を迎えたタイミング。そして、それまで苦手だった食べ物が急に食べられるようになったタイミング。「疲れ」を感じる、意識するようになったタイミング。そして、性的経験をしたタイミング(おい…)等あると思うのですが、私が自分で感じたのは先週書きましたように「古い物に興味を持ち始めた」というのが非常に大きいポイントです。

 古いものというのはどういうものでしょうか? とある意味直球なのですが実際に踏み込んで考えてみますとなかなか興味深い要素分解ができるのです。

 古いもの、とは自分が幼い時の時代に存在したもの、もしくはそれ以前に世の中に存在していたものという事になります。つまりは、今現在の自分にとっては必要のない可能性が高いものです。ちょっと難しい表現ですが、例えば駄菓子屋の奥にあった正体不明の動物の人形があったとします。でも今はそのアイテムは自分にとっては必要がありません。そしておそらくは私だけにではなく世間的にもほとんどの方にとっても必要のないものの可能性が高い。

 つまりは生活には密着していないものなのです。そうなるとそれはある種の娯楽のために存在することになります。娯楽というのは最低限の生活が確立、成立されているからこその上に成り立つものです。

 

ハァハァ…。ちょっと息抜き。

 そこに私は「大人」を感じてしまうのですよ。決してお金持ちではないですが、ある程度普通に生活ができるようになって、そしてその先の娯楽を見つけることができた。それがきっと大人なんですね。例えばそれがペットの方もいればアイドルのファンの方もいる。旅に出る方もいるでしょう(逃亡の旅は別?)。そこに大人を感じる。正確には「大人の余裕」みたいなものを。

 私はゲームミュージアムを作って、昔のゲームをたくさん保存して遊んでいますが、例えばPCエンジンのスーパースターソルジャーのタイムアタックをやるときもそんな感じがする。だーれにも褒められないし、50万点を超えても別に世間的には…。もちろん金銭をもらえるわけでもない。でもその瞬間が良いのです。

 今はその「大人の余裕」が昔駄菓子屋にあったようなグッズを探して買ってきてウハウハエヘヘと言っている自分に大人を感じちゃうのですね。

 あ、なんか大人の余裕ってある意味で限りなく子供が描いていた夢に近いのかな? なんて感覚もしてきましたがきっと当たっている。駄菓子屋の当て物の大人買いだったり、シール付きチョコの箱買いだったり。

 でも不思議なことにその時の記憶をモノで埋めようとしてもなかなか心は埋まらないのですよね。だからこそさらに人はものを集めてしまうのでしょうか?

  • TL

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