アニメ・ゲームコラム

ゲームセンターCXスタッフここだけ話
「ゲームセンターCX」CSフジテレビONEにて放送。よゐこ有野がファミコンなどのレトロゲーム攻略に挑む。番組DVDは累計55万本超えのヒットを飛ばし、放送開始10年には武道館イベントや映画化など、今やゲーム番組の代名詞に。国内のみならず海外でも人気が高い。番組作りのウラ側から知られざるエピソードまでスタッフが紹介。
- このコラムにはバックナンバーがあります。
名物スタッフ(3)構成作家酒井
[2015年4月14日10時3分]
当番組のチーフ構成作家の酒井健作。おそらくレギュラー番組だけで15本ぐらい担当している超売れっ子。出会いは16年前のロンブーの番組でした。面白い発想をするのですがとにかくマニアックで、こちらが油断するとすぐに自分の大好きなキン消しの話をしてくる男…ついにテレビ業界にもオタクが進出してきたと痛感したのを覚えています。ただ作家でありながらディレクター目線やプロデューサー目線も持っており、事細かく演出陣に指示を出していました。彼もまたテリー伊藤門下生だったのです! そしてそれが「トリビアの泉」で花を開きました。
- 映画公開時、脚本家の二人(写真右が酒井)
GCCXの前に週刊少年「」(かぎかっこ)がCSでスタート。人気漫画家に船越英一郎さんが100のインタビューをする番組です。1回目のゲストは酒井の強いこだわりで絶対に荒木飛呂彦先生にしてくれと。ジョジョの素晴らしさを延々聞かされたPの僕はダメ元で集英社にアタック。すると奇跡的にOKとなり収録も大成功、その後のブッキングも極めてスムーズになったのを覚えています。
好きなモノへの愛情がとにかく強烈! 番組の作り方がシンプルで最短距離を突き進み視聴者を最優先する。ですから“大人の事情”とか“行政案件”とかそういうものとは無縁…オタク的であり子供的なんですね。そんな彼の子供時代のゲームパッションがこの番組にぶつけられたのだと思っています。
あれはゲームセンターCXがスタートして半年ぐらい経った時のこと。初めて地上波でやらせてもらいました。と言っても平日の夜中3時くらいから。視聴率も期待できない時間帯です。しかし放送終了後彼から興奮した口調で報告が来たのです。
酒井 「この番組はすごい鉱脈を見つけました!
菅 「…どういう事?」
酒井 「僕は深夜の放送時にたまたま13階の制作ルームにいたんです。で、画面からマリオの音が出た瞬間それまで寝ていたADさんがガバって起きたんですよ~!」
つまりレトロゲームの聞き慣れた音楽はヘトヘト爆睡中のADを起こすぐらいパワーがあると言うのです。本当に嬉しそうに語ってくれました。それまで面白い番組を作っている自負はあったのですがなかなか確証を持てなかった制作陣に希望とパワーを与えてくれたのです。
とにかく忙しい男…どこですれ違っても疲れ果てていますが、それでも手を抜いたりはしません。今でも会議でしつこく熱く暑苦しく僕らのケツを叩いてくれます。【プロデューサー 菅剛史】
◆GCCX情報 謎解きアドベンチャー大好評です。レイクタウン、幕張新都心、名古屋茶屋、岡山の未来屋書店で開催中! ぜひ楽しんでください。
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