リーグ・オブ・レジェンドの国内プロリーグ戦「LJL 2019 Spring Split」第9週が15、16日に都内のヨシモト∞ホールで行われた。Unsold Stuff Gaming(以下、USG)がRascal Jester(以下、RJ)、V3 Esports(以下、V3)に連勝し10勝7敗として、セミファイナル出場圏内の3位に浮上した。

RJとの試合では思い通りの展開をみせた。2連敗中とは打って変わって連係がよく、わずか15分ほどで相手のインナータワーを全壊。獲得ゴールドやキル数で終始圧倒した。V3との試合でも好調を維持。トップレーンのapaMENをスプリットして4人で局面を押す。開始25分ほどでバロンを落とし、スティールを狙った相手をそのまま返り討ちにする。30分にはエースを決め、そのまま勝利を収めた。

連勝にKeymakerは「負けた後のミーティングでしっかり話し合えた」と勝因を語った。Tussleは「ドラフトのときから会話をするようにした」とキャラクター選択から意識を変えていたという。ドラフトではお互いに使用を制限するバンピックも行われる。前週までは相手のバンピックは気にせず自分たちのやりたいピックを優先していたが、バンピックも相手のピックも見ながら戦術を考えた。その上で試合中は「相手の飛び込みに対して、1対ずつ処理しよう」とTussle。言葉どおりに集団戦では攻撃を拡散するのではなく、攻撃範囲に飛び込んでくる相手を集中して狙った。

残り4試合でリーグ戦は終わる。その後は上位3チームによるプレーオフだ。Tussleは「まだ完璧ではない。ミスをなくしていきたい」と語っていた。