「麻雀(マージャン)企業対抗戦」の決勝大会が23日に都内の白鷺で開催された。昨年7月からの4回の対戦成績によって上位、下位それぞれ4チームずつが最終順位を争った。総合優勝は第4回大会で優勝した凸版印刷が勢いそのままに手にした。19年度大会も開催が予定されている。

1月26日に行われた第4回大会から2カ月で、凸版印刷がみるみる力をつけていた。サイバーエージェント(以下、CA)クレディセゾン、サイゲームスとの順位戦では序盤から爆発した。3回戦までの合計12卓で、1着を7回と他を圧倒。4回戦でスコアを落としたが、最後の5回戦も6万点での1着に加え、オーラスでの親倍満ツモ上がりなどで、プラスで終了した。全20卓で386・2点を荒稼ぎした。

チーム代表の大嶺卓也氏は「年度末でみんな忙しかったんですが、できる限り時間をとって練習しました」と快挙を喜んだ。自身は1回戦でラス、2回戦で1着、4、5回戦で3着だった。最終戦では役満の国士無双のイーシャンテンまでいったが、下家へ3900点の振り込みとマイナスで終わったが、「ラスを取らなければ、と思っていた。良いメンツが集まって力を出せた」と話した。

新年度を迎えて新人が多数入社することが見込まれる。新たな戦力発掘も行うつもりだ。同社の18年新入社員である西川賢大氏は3回戦で90点超えの1着をとり勝利に貢献していた。大嶺氏は「できすぎだったけど、ディフェンディングチャンピオンとして、次もやりたいと思う」と話していた。