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江崎文郎が初優勝/第15期雀竜位決定戦
[2017年2月23日15時59分]
<第15期雀竜位決定戦>◇19日・3日目◇東京・麻雀スタジオ
日本プロ麻雀協会のタイトル「第15期雀竜位決定戦」(3日間全15回戦)の最終日が行われ、江崎文郎が初優勝を飾った。
江崎は3日目を首位で迎えたが、2位の山崎と5.7ポイント差、3位の吉田と10.7ポイント差という稀に見る三つどもえの接戦で最終日を迎えた。13回戦までの段階で吉田が2回ラスを引いてしまい、江崎と山崎の差は20.3ポイント、江崎と吉田の差は113.0ポイントとなりほぼ2人の一騎打ちとなった。
迎えた14回戦の南1局の江崎の親番が大きな焦点となった。江崎は1万9200点持ちのラス目で迎えた親番、3着の山崎の先制リーチに対してドラを雀頭としたカンチャン待ちで追いかけリーチを打ち、山崎から1万2000点のあがりを捉え、その後も加点しトップに浮上した。
山崎はオーラスで3着に浮上したが江崎とは105.3ポイントの差となり、山崎がトップ、江崎がラスであっても2万5300点差をつけなければならない厳しい状況となった。
しかし、最終半荘の南1局の山崎の親番を迎えた時点で山崎が3万3000持ちのトップ目、江崎が1万8800持ちのラス目と逆転が見え始めたところ、吉田が意地を見せて四暗刻を和了。親番で大きくかぶってしまった山崎の優勝は厳しい状況となった。オーラスはテンパイノーテンで吉田と山崎が準優勝を争う点差となったが、吉田がアガって江崎の優勝が決まった。
優勝した江崎は、「これまでたくさんの人たちに支えられてここまでこれたので、皆さんに恩返しがしたかった。特にプロになる前からお世話になっている『やじけん』(矢島亨研究会)の方々には本当に感謝している。優勝できて、最大の恩返しが出来たと思う」と喜びを語った。
【最終成績】
1江崎文郎 196.0
2吉田基成 81.6
3山崎逸郎 59.5
4大浜岳 ▲337.1
(麻雀王国)