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わからないものは遊べない

[2015年6月5日18時50分]

  • TL
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 こんにちは、K松です。ここ数年、いろいろなところで「透明性」が求められる時代になりましたね。分かりやすいところだと、食べ物の表示。産地だったり、成分だったり。偽装問題が契機かもしれませんが、今や詳細がびっしり書かれたものを、消費者自身が目で確認し、ようやく手によるようになりました。さて、パチンコ・パチスロはどうか。正直なところ、どんな中身になっているか分からないまま打つことの方が多い気がします。そこで今回は、パチンコ・パチスロの製品情報について考えてみます。

 最初に書いたとおり、食品は情報がこれでもかという感じでパッケージなどに掲載されています。加工物ではアレルギーがあるものが含まれていれば、それも書いてあります。とにかく、口に入れるまでに「これはこういうものですよ」という情報を伝えきることに全力が注がれているようです。ところがパチンコ・パチスロは「射幸心を煽らない」という指導があってか、ユーザーには分からないものだらけ。パチンコ、パチスロで違いはありますが、特に顕著なのはパチスロ。どの役がどのくらいの確率で当たるのかという、一番大事な情報ですら「非公表」ということも日常茶飯事です。

 では、ユーザーはどうやって情報を得ているのか。たとえばファン雑誌、たとえば専門サイト。これらに掲載されている「解析値」なるものを見て知るわけです。ただ、そうなってくると「庶民の娯楽」と呼ぶには、かなりハードルが高くなります。競馬ならオッズ、宝くじなら1等○円と、初心者でも分かるし見られる情報を、わざわざ探しに行かなくてはいけないわけですからね。最初の例えに戻れば、「この食品の成分は、この雑誌やここのサイトに出ています」みたいな話です。

 途中に「射幸心を煽らない」というものを書きました。要は、必要以上に詳細を教えてしまうことは、過度にのめり込んでしまう動機を与えるから、ということなんだと思います。ですが、台の正確な情報を表に出すことが、どちらに作用するか。私としては、正しく伝えた方が、結果的にはのめり込みの抑止になるのでは、という意見です。数字をよく見れば、どうやらユーザーが勝つのはなかなか大変なこと、大連チャンが発生する確率は天文学的な数字であることが分かります。そう理解してから打つのと、よく分からないまま打つのでは、大きな差が出てくることでしょう。

 もちろん、理論上勝ちにくいことが伝われば、ユーザーの数は減るかもしれません。ただし、のめり込み過ぎる遊び方は減るでしょう。どちらの未来が明るいか。私は後者だと思います。また、既存ユーザーだけでなく、新規ユーザーについても「わけがわからないうちに数千円、数万円負けた」となっては、二度と寄り付きません。「結果的に当たらなかったけど、理論上は勝てる台に座れていた」ことが分かるだけでも、心理としては「惜しかった」になるはずです。ここは、仮に負けても次の遊技動機につながるのでは、というのが私の意見です。

 もともと台の仕組み、店の仕組みが見えづらく、何かと黒いうわさが立ちやすいパチンコ・パチスロ。ひと昔前よりは、いろいろと表に出るようになったのかもしれませんが、他業種に比べればまだまだです。いきなり変わることはないにせよ、少しずつでも透明な部分が増えてくればいいなと思っています。【K松】

  • TL

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