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【コラム】184回転目「パチンコ依存症と映画」

[2014年5月16日0時11分]

  • TL
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 こんにちは、K松です。2週間ほど前ですが、とある映画を見る機会に恵まれました。パチンコのコラムを書いていただいている丈幻さんが携わっている「ザ・サンドイッチマン」です。どんな映画かというと、なんと主人公はパチンコ依存症のサラリーマン。それだけで「よくぞパチンコ側の人が作ったものだ」と驚き、同時に興味が湧きました。そして、実際に見た感想は…。いろいろなメッセージが詰まった、未体験のものでした。今回は、この映画とパチンコ依存症について考えてみます。

 冒頭にも書きましたが、なにせ主人公がパチンコ依存症。これだけ聞くとパチンコ反対派の方だったり、依存症対策用だったりしないかとと想像します。主人公は成績優秀な営業マン。かわいい奥さんと娘もいます。ところが、徐々に仕事をサボり、借金までしてパチンコを打つ依存っぷり。「これでもあなたはパチンコ、打ちますか?」なんて文字が出てきそうな気すらします。さらに追い打ちをかけるがごとく、パチンコを必死にやめようとする主人公に、攻略詐欺のわな。とにかくパチ・スロ業界の人々が、なかなか正面から取り上げにくいネタばかりです。

 パチ・スロファンにとって、ほぼ救いのない前半戦から、物語は後半戦へ。パチンコをやめて家族と仲良く暮らしましたとさ、が定番ですが、この主人公はやめません(笑)。しかも、ここからパチプロを目指そうというから、さらに驚き。そのうえ、攻略詐欺にあったにもかかわらず、オカルト攻略法を信じるありさま。むしろパチンコの専門家が作っただけに、細かくも痛いところを突いてきます。

 この映画、ポイントはいくつかあります。まずはそのリアリティー。主人公の負けっぷり、登場するパチプロの生き様などに、余計な誇張は一切なし。パチプロ自身が、自らを誇る様子もありません。エンターテインメントに偏れば、奇跡の大連チャンで万々歳でしょうが、そんな描写もなし。半ばドキュメンタリーにも近い感覚を覚えます。

 次には、メッセージ性です。パチンコについて、決して勝てないものではない。でも、それを続けるためには、ものすごく地味なことを繰り返さなくてはいけない。これを見たらパチプロを目指す人は減るんじゃないか。そう思わせるものでもあります。それでいて、おそらく普段は負けているであろう一般ファンを演じる役者さんは、決して暗い顔をして打っているわけでもない。おそらくは、遊べるお金の範囲で遊び、負けている分には、そうひどいことにはならない、ということを伝えたかったのではないでしょうか。依存症になるような遊び方はダメ。でも、そうならないような遊び方もちゃんとある。そんなところでしょうか。

 私がここのコラムで1回目に書いたのは、「そもそもパチンコは負けるもの」というテーマでした。パチンコの収支で生計を立てる人がいる以上、それは間違いでもありますが、圧倒的多数の“負け組”によって業界が成り立っているのも事実です。とにかく勝ちたければ楽しさは度外視してストイックに、楽しむことを優先するなら許される範囲の負けは覚悟する。あらためてそう思わせてくれるきっかけになりました。

 最後になりますが、映画制作側の方はもちろんですが、出演されているパチンコ業界関係者の方、実機やホールの撮影に協力された方、素晴らしいなと思います。映画の内容は、決して「パチンコ万歳!」ではなく、むしろ大いに問題提起をしているものでもあります。作品に出るリスクは、決して小さなものではなかったでしょう。その上で協力された意志には、大いに賛同するところです。今回の映画、パチ・スロファンのみならず、いろいろな人に見てもらえたらいいな、そんな気持ちでいます。【K松】

  • TL

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