<東京6大学野球:早大10-5慶大>◇優勝決定戦◇3日◇神宮

 早大・斎藤佑樹投手(4年=早実)がラストシーズンを優勝で飾った。8回1死までノーヒットの快投。しかしその後初安打を許すと、失策なども絡み5失点で降板した。大記録は逃したが、主将としてエースとして4季ぶり42度目の優勝へとチームを導いた。

 「本当に長かったです。最後にこういう形で終われてすごくうれしい。自分自身、これまでいろんな経験をさせてもらいましたが、今回の早慶戦は新しいもの、素晴らしいものととらえることができました」と笑顔で話した。

 さらに「最後にひと言、言わせてください」と口にすると「自分は何か持っていると言われますが、それが何か確信できました。それは仲間です」と独特の言い回しで喜びを表現していた。