<東都大学野球:国学院大2-0立正大>◇第2週最終日◇24日◇神宮

 今春から1部昇格した国学院大が、庄司輔(たすく)内野手(2年=修徳)のサヨナラ2ランで2勝1敗1分けとして、今季初の勝ち点1を挙げた。延長13回2死一塁から右中間スタンドに運び、2-0で立正大を破った。8回途中から登板した埜口卓哉投手(3年=つくば秀英)がリーグ戦初勝利。来年のドラフト1位候補、立正大・南昌輝投手(3年=県和歌山商)は171球を投げ3安打と好投したが、1球に泣いた。

 国学院大は8番庄司のサヨナラ2ランで貴重な勝ち点を挙げた。延長13回2死一塁、それまで2安打に抑えられていた南のカットボールを振り抜いた。「真ん中高め。体が反応した」とガッツポーズでベースを1周した。竹田利秋監督(68)が「本来は4番にいないといけない」と評する長距離打者。修徳高3年夏は決勝(神宮)で帝京に敗れた。2部だった昨秋は神宮第2で3本塁打したが、神宮では大学初アーチ。「使ってくれた監督に恩返ししたかった」。2年前、悔し涙を流した球場で輝いた。