今秋ドラフトの目玉、最速156キロ右腕、中大・沢村拓一投手(3年=佐野日大)が、巨人キャンプを初視察することが13日、決まった。中大は宮崎・田野町でキャンプを行っており、練習休日となる20日に広島との練習試合を見学する。

 すでに国内12球団OKの姿勢を見せるなど、来年のプロ入りが確実なだけに、実り多い機会になりそうだ。「試合だけじゃなくて、ブルペンでの球筋などを見てみたい」と心待ちにする。巨人には阿部、亀井ら同大OBが多数在籍し、OBの高橋善正監督(65)が率いる縁がある。沢村は12日から打撃投手としての登板を開始するなど仕上がりは順調。07年には早大・斎藤がヤクルトキャンプを視察したが、ドラフトの目玉が直接球場を訪れるのは異例だ。大学ラストイヤーに向けて、プロのレベルを目に焼き付ける。