<東都大学野球:東洋大4-0亜大>◇第2週2日目◇14日◇神宮

 東洋大が亜大に連勝し、今季早くも2つ目の勝ち点を挙げた。左腕の藤岡貴裕投手(3年=桐生一)が被安打6で完封。第1週の立正大戦に続く2試合連続完封で、昨秋から通算22イニング連続無失点とした。

 藤岡が、危なげない投球で投げきった。9回1死一、二塁で、4番中西の飛球を捕る際に、一塁・平山と激突。利き腕の左手首をひねったが続投し、最後の打者を捕飛に打ち取った。8日の立正大戦に続く2試合連続の完封勝利に「スタミナは問題なかったです」と笑った。連続無失点を昨秋の亜大戦から22イニングまで伸ばし、チームに勝ち点をもたらした。

 「一番自信がある球」という直球で勝負。9回には、この日最速の148キロを計測。オリックスの中川スカウトは「球に力があるし、コントロールも良い。球速以上にキレがある」と評価。