<東京6大学野球:立大3-2慶大>◇第5週最終日◇10日◇神宮

 立大がトルネード右腕、岡部賢也投手(2年=立教新座)の7安打2失点完投で慶大を破り、2勝1敗で勝ち点2とした。慶大は4番伊藤隼太外野手(3年=中京大中京)、福谷浩司投手(2年=横須賀)が2本のソロを放ったが、首位から陥落。勝率により立大に優勝のチャンスはないが、勝ち点2で5大学が並ぶ大混戦になった。

 岡部が123球を投げ抜いた。1回戦は6回3失点で敗戦投手になり「自分のせいだった」と雪辱に燃えた。カーブを封印し、直球とスライダーで7安打6奪三振で2失点に抑えた。優勝のチャンスはないが「まだAクラスには入れる」。前週の明大に続く2週連続の首位たたき。182センチ、80キロの巨体で、先輩からは「ジャイアン」と親しまれている。