男たるもの、やっぱりチョコをもらうとうれしいもの。バレンタインデーも近いということで、同じ年の高橋聡文に思い出話を聞いてみた。「あっ、そういえば…」。封印していた記憶を思い出した途端、赤面し始めたからビックリだ。

 高橋の実家は福井県にあり、和菓子屋を営んでいることは知られた話。バレンタインデーが来ると、この和菓子屋で毎年“辱め”を受けていたという。「たまに家までチョコを持ってきてくれる女の子がいたんだけど、母親が『まんじゅうを渡しなさい』と言ってきて。なぜかお返しでまんじゅうとか地元の銘菓『六方焼』をあげないといけなくて、それが恥ずかしくてたまらなかったんよ」。本当はマシュマロとかオシャレなモノを返したかったのにと、照れ笑いで振り返る。

 そんな雑談をしていた最中、あまりにタイミングよくファンの女性がバレンタインチョコを高橋に渡してきたから、またビックリだ。さすがにプロに入ってからは、チョコをくれた女性1人1人にまんじゅうを送り返すことは難しいか。ということで、お返しはマウンド上の快投でよろしくお願いします。【阪神担当 佐井陽介】