早実の怪物1年生、清宮幸太郎内野手が「3番一塁」で先発出場。先制適時二塁打を含む5打数3安打1打点の活躍で、チームをコールド勝ちとベスト8に導いた。

 1回表1死二塁のチャンスで一塁線を痛烈に破る先制適時二塁打。早実打線はこの先制打で勢いづき計6点を奪った。

 2回、先頭打者で回ってきた第2打席は二飛。

 3回2死一、二塁の第3打席は右前安打で好機を広げ4番加藤の適時打につなげた。

 5回先頭打者で迎えた第4打席は右前安打を放ち3安打猛打賞。続く4番加藤の本塁打につなげた。

 6回の第5打席は二飛だった。 

 高校デビュー戦となった9日の3回戦駒大高戦は4打数1安打1打点だった。

 清宮は「この前(1安打)はあまり打てなかったので何としても貢献したいと思いました。(二塁打は)真っすぐがいい投手だと聞いていたので張っていました」と話した。それでも「納得はいってません。納得いくのはホームランです」と堂々と答えていた。

 この日も両親がスタンドから見守った。

<清宮幸太郎(きよみや・こうたろう)アラカルト>

 ◆生まれ 1999年5月25日、東京都生まれ。

 ◆身長 184センチ。

 ◆体重 97キロ。中1当時183センチ94キロあった。

 ◆投・打 右投・左打。

 ◆ラグビー歴 小4まで。その後野球一本に。

 ◆家族 父はラグビーのトップリーグ、ヤマハ発動機の清宮克幸監督(47)、母と弟。