日本学生野球協会は16日の審査室会議で高校15件、大学1件の処分を決め、昨年の選抜大会に出場した東陵高(宮城)を部員の部内暴力で8月21日までの対外試合禁止とした。

 今夏の全国選手権大会出場をかけた宮城大会に参加できない。

 新居浜東高(愛媛)は部員の部内いじめで7月10日までの対外試合禁止となった。同11日に開幕する愛媛大会には参加可能だが、いじめたとされる部員は大会の選手登録が認められない。

 早実高(東京)は3月下旬に入学前の中学生を他校との練習試合に出場させたとして、当時の部長に1カ月の謹慎が科された。入学式前の対外試合参加を禁止する規定に違反した。

 高校の対外試合禁止処分の期間、理由は次の通り。

 ▽宇部西(山口)2月10日~3月9日=部員の窃盗▽新居浜東(愛媛)2月28日~7月10日=部員の部内いじめ▽藤井寺工科(大阪)3月16日~6月15日=部員の部内暴力▽東陵(宮城)3月24日~8月21日=部員の部内暴力▽京都国際 4月2日~7月1日=部員の部内暴力