【展望】

春季北海道大会４強の白樺学園が中心。春準々決勝で大会最多タイ２２安打を放った打線は強力だ。続くのは昨年Ｖの武修館で、甲子園で登板した左腕投手２人は経験豊富。センバツ２１世紀枠候補校だった北見工、旭川龍谷が追う。

ピカイチ投手　白樺学園・河村説人

長身から角度のある球が武器

ピカイチ打者　北見北斗・浅井岳外野手

１年秋から４番。広角に打てる

【展望】

センバツ準優勝の東海大四は唯一、２回戦からの登場。エース大沢志意也（３年）にとっては好都合で、３季連続の甲子園を狙う。ライバルは好投手のいる駒大苫小牧、北海あたりか。投打にスケールの大きい札幌日大も楽しみな存在だ。

ピカイチ投手　東海大四・大沢志意也

鋼の心と制球健在の選抜準Ｖ腕

ピカイチ打者　北海・鎌仲純平外野手

スイングスピードは超プロ級

【展望】組み合わせ

センバツで１勝した八戸学院光星、春季東北大会優勝の青森山田、同県大会優勝の弘前学院聖愛が優勝争いの中心。例年になく実力が接近し、大会を通した投手起用が鍵になりそう。私立３強を追うのは八戸工大一、青森、弘前工、弘前東、黒石商など。

【シード校】

第１シード＝弘前学院聖愛、第２＝青森山田、第３＝八戸学院光星、第４＝青森、第５＝五所川原工、大湊、五所川原、八戸工大一

ピカイチ投手　八戸工大一・内沢航大

角度ある直球魅力、プロ注目の１９４センチ右腕

ピカイチ打者　青森山田・水木海斗遊撃手

雰囲気変えるパワフル１番打者

【展望】組み合わせ

一関学院、花巻東、盛岡大付の争い。春の県大会を制した一関学院は投打にまとまりがあり、ややリードか。３校とも投手陣の出来が勝敗の鍵を握る。秋８強、春４強の水沢、昨秋の東北大会に出場した宮古商も力がある。

【シード校】

第１シード＝一関学院、第２＝花巻東、第３＝盛岡大付、第４＝水沢、第５＝盛岡三、久慈、専大北上、花巻農

ピカイチ投手　花巻東・高橋樹也

１４６キロ直球とスローカーブで幻惑

ピカイチ打者　盛岡大付・遠藤真遊撃手

昨夏甲子園２本塁打、通算４８発

【展望】組み合わせ

秋春王者の仙台育英が本命。エース佐藤世那、ドラフト候補の平沢大河遊撃手（ともに３年）の出来がカギ。昨夏甲子園レギュラーが残る利府、春準Ｖの柴田が追う。春４強の登米、石巻、昨秋東北大会出場の松島など勢いのある公立校が波乱を起こせるか。

【シード校】

第１シード＝仙台育英、第２＝柴田、第３＝登米、第４＝石巻、第５＝仙台三、泉、利府、塩釜

ピカイチ投手　仙台育英・佐藤世那

２種類フォーク持つ神宮Ｖ右腕、最速１４４キロ

ピカイチ打者　仙台育英・平沢大河遊撃手

走攻守そろったプロ注目遊撃手

仙台育英・佐藤世那投手

【展望】組み合わせ

実力伯仲の公立校がしのぎを削る。春の県大会を２７年ぶりに制した秋田南が全国切符を狙う。センバツ出場の大曲工は春夏連続を目指す。能代松陽（旧能代商）は校名変更後初Ｖを狙う。古豪の秋田も侮れない。

【シード校】

第１シード＝秋田南、第２＝秋田、第３＝秋田商、第４＝角館、第５＝能代松陽、第６＝大曲工、第７＝秋田中央、第８＝秋田修英

ピカイチ投手　秋田商・成田翔

コントロール抜群で三振を量産する１６９センチ左腕

ピカイチ打者　大曲工・武田龍成外野手

花火打線引っ張る勝負強い４番

【展望】組み合わせ

エース左腕、福谷優弥（３年）を擁する春県大会優勝の鶴岡東、春準優勝の酒田南が有力。昨夏代表の山形中央、１３年、夏甲子園４強の日大山形がノーシードで続く。２季連続東北大会出場の山形城北は、２年生左腕、鈴木琢磨の出来次第では初出場を狙える。

【シード校】

第１シード＝鶴岡東、第２＝酒田南、第３＝山形城北、第４＝酒田光陵、第５＝羽黒、第６＝米沢中央、第７＝酒田東、第８＝山形工

ピカイチ投手　山形中央・佐藤僚亮

昨夏甲子園２戦先発、最速１４６キロ

ピカイチ打者　山形中央・青木陸捕手

大型捕手。腰痛から復帰なるか

【展望】組み合わせ

戦後最多９年連続出場がかかる聖光学院が本命。昨夏甲子園で登板した今泉慶太（３年）ら投手、野手ともに選手層は厚い。過去２年決勝で敗れた日大東北や、磐城、いわき光洋、東日本国際大昌平が追う。好左腕星雄太朗（３年）擁する光南にも注目だ。

【シード校】

第１シード＝聖光学院、第２日大東北、第３＝いわき光洋、第４＝磐城、第５＝東日本国際大昌平、第６＝福島商、第７＝光南、第８＝学法石川

ピカイチ投手　聖光学院・今泉慶太

春季大会で８回参考ノーヒットノーラン

ピカイチ打者　聖光学院・鎌倉誠外野手

思い切りの良さ光る２年生４番

【展望】組み合わせ

今春センバツ出場の常総学院がリード。宇草孔基内野手（３年）を中心とした打線は県内屈指。秋、春ともに県準Ｖの明秀学園日立、昨夏準Ｖの霞ケ浦が追う。投打のバランスがいい石岡一、昨夏Ｖ藤代も侮れない。プロ注目右腕を擁する取手松陽にも注目。

【シード校】

第１シード＝常総学院、第２＝明秀学園日立、第３＝石岡一、第４＝守谷、第５＝水城、第６＝つくば国際大土浦、第７＝土浦湖北、第８＝多賀、第９＝鹿島、第１０＝藤代、第１１＝霞ケ浦

ピカイチ投手　霞ケ浦・綾部翔

最速１４５キロ直球に緩急も自在の１８７センチ右腕

ピカイチ打者　常総学院・宇草孔基二塁手

走攻守３拍子そろい能力高い

【展望】組み合わせ

今春、選抜８強入りしたプロ注目の柘植世那捕手（３年）擁する高崎健康福祉大高崎と、春季県大会決勝で同校を破った前橋育英が中心となりそうだ。ともに好投手を擁する桐生第一と高崎商が続く。地力のある沼田、昨年決勝まで進んだ伊勢崎清明にも注目だ。

【シード校】

第１シード＝前橋育英、第２＝高崎健康福祉大高崎、第３＝桐生第一、太田東、第４＝高崎商、伊勢崎清明、前橋商、沼田

ピカイチ投手　桐生第一・山田知輝

投打にチームを支える大型右腕、最速１４０キロ

ピカイチ打者　高崎健康福祉大高崎・柘植世那捕手

【展望】組み合わせ

優勝候補筆頭は５連覇を狙う作新学院だ。投打にチームをけん引する朝山広憲投手（３年）ら戦力は充実している。対抗となるのは春の関東大会８強入りした、左右の好投手擁する国学院栃木。昨年決勝進出の佐野日大、夏に強い青藍泰斗、白鷗大足利も注目だ。

【シード校】

足利工大付、国学院栃木、足利、青藍泰斗、矢板中央、作新学院、白鴎大足利、栃木

ピカイチ投手　作新学院・朝山広憲

投打に活躍する経験豊富な右腕、昨夏甲子園で特大弾

ピカイチ打者　白鴎大足利・大下誠一郎

中学時代から注目される強打者

【展望】組み合わせ

昨秋以降、浦和学院が絶対的な強さを誇る。エース江口奨理投手（３年）を中心とした守備と、粒ぞろいの打線に死角はない。投打のバランスがいい川越東が続き、大滝愛斗外野手（３年）里見治紀外野手（３年）擁する花咲徳栄が４年ぶりのＶを狙う。

【シード校】

第１シード＝浦和学院、川越東、第２＝東京成徳大深谷、聖望学園、第３＝朝霞、春日部東、花咲徳栄、春日部共栄、第４＝昌平、慶応志木、市川越、浦和実、西武学園文理、大宮東、正智深谷、久喜北陽

ピカイチ投手　浦和学院・江口奨理

抜群の制球力。今春関東大会で東海大相模を１２Ｋ完封

ピカイチ打者　花咲徳栄・大滝愛斗外野手

技術とパワーを誇り広角に長打

【展望】組み合わせ

春季県大会を連覇した専大松戸が本命だ。プロ注目右腕の原嵩投手（３年）を擁し初出場を狙う。今春選抜出場の木更津総合、昨秋県準Ｖの松戸国際が続く。連覇を狙う東海大望洋、強打の沼南、習志野、拓大紅陵、千葉敬愛など混戦模様だ。

【シード校】

Ａシード＝専大松戸、市松戸、沼南、千葉敬愛、Ｂシード＝拓大紅陵、千葉明徳、柏南、市銚子、Ｃシード＝我孫子東、千葉英和、成田、木更津、東京学館船橋、多古、市船橋、習志野

ピカイチ投手　専大松戸・原嵩（はら・しゅう）

最速１４８キロの１８４センチ右腕

ピカイチ打者　木更津総合・檜村篤史遊撃手

１年夏甲子園経験の大型遊撃手、今春選抜で本塁打

専大松戸のプロ注目右腕、原嵩投手

【展望】組み合わせ

昨夏の代表で、今春センバツ出場の二松学舎大付、春季東京大会４強の関東第一、同８強の実力校、帝京を中心に混戦模様だ。二松学舎大付は経験豊富な２年生バッテリーが中心。関東第一、帝京は投手陣の仕上がりがカギ。修徳、江戸川なども上位を狙う。

【シード校】

第１シード＝関東第一、第２＝二松学舎大付、帝京、江戸川、第３＝墨田工、青山学院

ピカイチ投手　二松学舎大付・大江竜聖

１年夏から甲子園経験の２年生左腕、最速１４２キロ

ピカイチ打者　関東第一・オコエ瑠偉外野手

走攻守３拍子そろう右の強打者、父はナイジェリア人

【展望】組み合わせ

日大三が総合力で１歩リードも混戦模様だ。ドラフト候補の小藤翼捕手（３年）ら好打者がそろうが投手陣が課題。早実も強打で対抗する。投打でプロ注目の勝俣翔貴（３年）擁する東海大菅生、投手力のある佼成学園、八王子学園八王子も上位を狙う。

【シード校】

第１シード＝日大三、第２＝佼成学園、第３＝東海大菅生、第４＝早実、第５＝東大和、早大学院、八王子学園八王子、創価、国士舘、聖パウロ学園

ピカイチ投手　八王子実践・栗田海人

最速１４３キロの直球とフォーク武器が１８０センチ右腕

ピカイチ打者　早実・加藤雅樹捕手

高校通算４６発。逆方向にも長打

開会式の後、早実の加藤雅樹（左）と清宮幸太郎は笑顔でガッツポーズする

【展望】組み合わせ

連覇を狙う東海大相模が中心。小笠原慎之介投手（３年）、吉田凌投手（３年）の左右ドラフト候補を筆頭に、打線も破壊力ある。好投手の高田孝一（２年）擁する平塚学園、桐光学園、横浜、横浜創学館、春季県大会準優勝の相模原など続く。

【シード校】

第１シード＝東海大相模、相模原、桐光学園、橘、第２＝横浜隼人、慶応、日大藤沢、平塚学園、第３＝藤沢翔陵、鎌倉学園、桐蔭学園、綾瀬、座間、慶応湘南藤沢、相洋、横浜創学館

ピカイチ投手　東海大相模・小笠原慎之介

最速１４９キロの高校ＮＯ・１左腕

ピカイチ打者　日大藤沢・下地滉太捕手

二塁送球１秒８台強肩大型捕手

東海大相模・吉田凌投手

【展望】組み合わせ

秋、春県大会を制した東海大甲府が、全国レベルの攻撃陣で１歩リードする。対抗は、プロ注目の茶谷健太投手（３年）擁する帝京三。春準優勝の甲府工、昨夏準優勝の日本航空が追う。昨春の関東大会を制した山梨学院大付も侮れない。

【シード校】

Ａシード＝東海大甲府、日本航空、甲府工、帝京三、Ｂシード＝都留、甲府商、甲府一、甲府城西

ピカイチ投手　帝京三・茶谷健太

スタミナ自慢の１４５キロ右腕

ピカイチ打者　東海大甲府・平井練外野手

打撃センスが光る左の強打者

【展望】組み合わせ

昨夏甲子園４強の日本文理は１、２年中心に若返り、主力で残るのは星兼太外野手（３年）だけ。本命不在の激戦だが、１歩抜け出しているのが秋春を連覇した中越。守りはエース上村将太（３年）中心で打線も破壊力十分。新潟県央工、十日町、上越が続く。

【シード校】

第１シード＝中越、第２＝新潟県央工、第３＝十日町、第４＝上越、第５＝新発田農、村上桜ヶ丘、開志学園、加茂暁星、第６＝新井、北陸、高田、新潟商、長岡工、柏崎工、日本文理、新潟明訓

ピカイチ投手　新潟県央工・石橋健哉

マー君似の本格派。秋最速１４２キロ

ピカイチ打者　日本文理・星兼太外野手

好打者であり長打力も兼備する

【展望】組み合わせ

連覇を狙う佐久長聖が本命。春の北信越大会ではセンバツを制した敦賀気比（福井）を破って優勝した。２年ぶりの甲子園を目指す上田西、プロ注目右腕・川上清敬（３年）を擁する長野日大、松商学園が続く。小諸商、丸子修学館などにもチャンスはある。

【シード校】

第１シード＝佐久長聖、第２＝上田西、第３＝松商学園、第４＝松本第一、第５＝長野商、第６＝田川、第７＝伊那弥生ケ丘、第８＝長野日大

ピカイチ投手　長野日大・川上清敬

直球は１４０キロ超。奪三振も多い

ピカイチ打者　佐久長聖・田辺直輝一塁手

昨夏甲子園で４番。パワー十分

【展望】組み合わせ

３季連続甲子園を狙う静岡が大本命。ただ初戦の２回戦でプロ注目右腕の日大三島・小沢怜史（３年）と対戦の可能性があり、最大の難関となりそうだ。春２位の東海大静岡翔洋も有力校との対戦が続きそう。藤枝明誠、浜松商などが有力校に挙がる。

【シード校】

静岡、静清、浜名、浜松商、藤枝明誠、駿河総合、常葉学園橘、東海大静岡翔洋

ピカイチ投手　日大三島・小沢怜史

昨夏１４８キロをマークした１８０センチ右腕

ピカイチ打者　静岡・安本竜二三塁手

フルスイングで勝負強さを発揮、遊撃から三塁コンバート

【展望】組み合わせ

総合力が高い愛工大名電が１歩リード。１４０キロ左腕の福本裕亮投手（３年）ら投手陣の層も厚い。続くのは連覇を狙う東邦。投打のバランスが取れている。２１世紀枠で今春のセンバツに出場した豊橋工はエース森奎真投手（３年）が鍵を握る。

【シード校】

中京大中京、中部大第一、豊田西、至学館、渥美農、愛知産大三河、愛知産大工、愛工大名電

ピカイチ投手　豊橋工・森奎真

選抜で大器片鱗見せた１８２センチ右腕

ピカイチ打者　愛工大名電・毛利元哉外野手

左右に長打を打てる打撃センス

【展望】組み合わせ

注目の１５２キロ右腕、高橋純平投手（３年）擁する県岐阜商が優位。２番手以降の充実と得点力が春夏出場へのカギになる。Ｖ３を狙う大垣日大は今年も打線が強力。春優勝の中京も強打を誇り、好右腕の勝野昌慶投手（３年）がいる土岐商はバランスがいい。

【シード校】

第１シード＝中京、土岐商、岐阜工、大垣日大、第２＝県岐阜商、岐山、麗沢瑞浪、美濃加茂

ピカイチ投手　県岐阜商・高橋純平

最速１５２キロで今秋ドラフト最注目の高校ＮＯ・１投手

ピカイチ打者　中京・今井順之助一塁手

元阪急の茂さんが父の長距離砲

【展望】組み合わせ

秋春連続で県大会を制したいなべ総合学園が総合力で１歩リード。速球派の祝大祐投手（３年）ら左腕３枚と投手陣は強力。対抗は昨夏の全国準Ｖメンバーが残る三重。機動力のある津商、打線に力のある海星、地力のある菰野などが続く。

【シード校】

第１シード＝いなべ総合学園、第２＝津商、第３＝三重、第４＝海星

ピカイチ投手　菰野・山田大樹

１４０キロ台後半の直球が魅力の１７６センチ右腕

ピカイチ打者　三重・山井達也遊撃手

準優勝した昨夏の甲子園で１発

【展望】組み合わせ

２年連続の甲子園を目指す富山商、総合力が高い富山第一の２強が軸になりそう。富山商のエース左腕、広原翔太投手（３年）は制球力が良く、安定感がある。魚津工、高岡商、氷見、新湊、富山工、砺波工など実力校もチャンスは十分ある。

【シード校】

第１シード＝富山第一、富山商、第２＝富山東、魚津工、第３＝富山工、氷見、新湊、高岡商

ピカイチ投手　富山工・松島良輝

細身から投げ込む直球が伸びる

ピカイチ打者　魚津工・漁（すなどり）大稀一塁手

秋春の県大会でともに３戦連発

【展望】組み合わせ

春の県王者・遊学館、選手層の厚い金沢、３年連続代表を目指す星稜が軸になる。遊学館は最速１４６キロ右腕の小孫竜二（３年）ら力のある顔ぶれがそろう。金沢の竹田和真（同）も注目の好投手だ。小松大谷、津幡、金沢学院東など実力校が３強を追う。

【シード校】

第１シード＝遊学館、小松工、小松商、金沢、第２＝石川高専、津幡、石川工、金沢学院東

ピカイチ投手　金沢・竹田和真

最速１４５キロ直球にスライダー

ピカイチ打者　遊学館・高本康平捕手

下級生から中軸座り、攻守の要

【展望】組み合わせ--

センバツ王者の敦賀気比が、投打ともに盤石の仕上がりを見せる。エース平沼翔太（３年）に加え山崎颯一郎（２年）も成長。打力を誇る福井工大福井、創部４年目の甲子園出場を目指す啓新、北陸、投手力が安定した福井商などが追う。

【シード校】

第１シード＝敦賀気比、第２＝福井工大福井、第３＝啓新、第４＝敦賀

ピカイチ投手　敦賀気比・平沼翔太

センバツ５完投の絶対的エース

ピカイチ打者　敦賀気比・松本哲幣外野手

センバツ満塁弾２発の勝負強さ

敦賀気比・平沼翔太投手

【展望】組み合わせ

３季連続甲子園出場を狙う近江、春の優勝校、北大津を彦根東が追う。近江のエース小川良憲（３年）は甲子園で２大会連続完封勝利を挙げ、大黒柱に成長した。北大津の攻撃力も健在だ。強打者の池智也外野手（３年）を擁する近江兄弟社や、滋賀学園も要注意だ。

【シード校】

北大津、近江兄弟社、彦根東、近江

ピカイチ投手　近江・小川良憲

２年夏から大舞台経験のサイド右腕

ピカイチ打者　北大津・杉原竜希外野手

看板の強力打線引っ張る好打者

近江のエース、小川良憲投手

【展望】組み合わせ

４季連続出場を目指す龍谷大平安がリードする。エース高橋奎二、元氏玲仁（ともに３年）ら昨春甲子園優勝メンバーに加え、攻守で新戦力が出てきた。エース大村凌（３年）が成長した福知山成美、立命館などが対抗する。

【シード校】

大谷、立命館宇治、立命館、京都共栄学園、京都すばる、龍谷大平安、塔南、福知山成美

ピカイチ投手　龍谷大平安・高橋奎二

甲子園で好投披露の実力派左腕、ライアン投法

ピカイチ打者　龍谷大平安・西川寛崇一塁手

センバツ浦和学院戦意地の２本

【展望】組み合わせ

大阪４連覇を目指す大阪桐蔭と履正社が初戦で対戦。大阪桐蔭は青柳昴樹外野手（３年）が復調気配で、強力打線で履正社投手陣を攻略する。ＰＬ学園の攻撃力も魅力。５０ｍ５秒台の俊足遊撃手、倉川竜之介（３年）を擁する桜宮に注目。

【シード校】

ノーシード

ピカイチ投手　履正社・寺島成輝

直球、変化球ともに大器の期待かかる２年生左腕

ピカイチ打者　大阪桐蔭・青柳昂樹外野手

打撃不振で苦闘も潜在能力屈指

【展望】組み合わせ

連覇を目指す神戸国際大付と、関西学院がリードする。春の近畿王者、神戸国際大付はエース塩田大河（３年）に加えて、東郷太亮（２年）の成長が心強い。春の県３位に入った関西学院は谷川悠希投手（３年）を軸に６年ぶり出場を狙う。社、報徳学園が追う展開か。

【シード校】

第１シード＝姫路東、関西学院、神戸国際大付、東洋大姫路、社、洲本、豊岡総合、県尼崎工、姫路南、篠山鳳鳴、津名、西脇、姫路、報徳学園、須磨翔風、市川、第２＝川西緑台、育英、三田西陵、宝塚西、夢野台、姫路工、須磨友が丘、伊丹北、高砂、市西宮、西脇工、科学技術、小野、三田松聖、夢前

ピカイチ投手　関西学院・谷川悠希

捕手から転向し４番も務める

ピカイチ打者　神戸国際大付・竹村陸外野手

１４年ぶりに春近畿制する同点弾

【展望】組み合わせ

春夏連続出場を目指す天理に２年連続代表を狙う智弁学園、春王者の高田商が迫る。天理は船曳海（わたる）外野手（３年）坂口漠弥内野手（同）ら中心は揺るぎない。智弁学園は広岡大志外野手（同）がけん引。奈良大付も投手力で追う。

【シード校】

天理、高田商、橿原学院、御所実

ピカイチ投手　奈良大付・坂口大誠

多彩な変化球に制球力屈指

ピカイチ打者　天理・船曳海外野手

攻守ともに大型野手へ成長期待

【展望】組み合わせ

春の王者、智弁和歌山に日高高中津分校、和歌山東が続く。智弁和歌山は昨年初めて決勝で敗れ２年連続で代表を逃したが、プロ注目の山本龍河外野手（３年）を軸に強力布陣を敷く。高校通算１００発に迫る黒瀬健太捕手（同）を擁する初芝橋本にも注目だ。

【シード校】

紀北工、智弁和歌山、田辺、日高高中津分校

ピカイチ投手　智弁和歌山・斎藤祐太

下級生時は故障禍も能力は高い左腕

ピカイチ打者　初芝橋本・黒瀬健太捕手

高校通算１００発に迫る長距離砲。木製バットでも飛距離変わらず

昨春センバツで特大弾を放った智弁和歌山・山本龍河外野手

【展望】組み合わせ

鳥取商、米子西、米子北を軸に混戦が予想される。７年ぶりに春の県を制した鳥取商は、長打力を併せ持つ雑賀涼（３年）森翔平（同）の投手陣が強力。米子西は堅守、米子北は打力で対抗。昨秋の県王者の境や鳥取城北も注目校だ。

【シード校】

鳥取商、境、米子西、米子北

ピカイチ投手　鳥取商・雑賀涼

１４０キロ超の速球に長打力兼備

ピカイチ打者　鳥取城北・布袋翔太外野手

５０メートル６秒の俊足兼備の長距離砲

【展望】組み合わせ

４２年ぶりに春の島根を制した松江商、力のある選手がそろう立正大淞南、春準優勝の島根中央が有力候補になる。松江商は高橋優捕手（３年）が攻守の要。昨秋の県王者、立正大淞南は投手層が厚い。島根中央はエース山口大志（同）を軸に初優勝を狙う。

【シード校】

第１シード＝松江商、第２＝立正大淞南、第３＝島根中央、第４＝平田

ピカイチ投手　平田・厚田健人

１４０キロ速球と精度高い変化球

ピカイチ打者　大東・原拓海投手

入学直後から４番で投も存在感

【展望】組み合わせ

センバツ出場校の岡山理大付を軸に、関西、興譲館など実力校がしのぎを削る。岡山理大付は、選抜大会も故障に苦しんだエース西山雅貴（３年）が復調すれば混戦を抜け出す。創志学園の高田萌生（２年）も最速１５０キロの速球が目を引く好素材だ。

【シード校】

Ａシード＝倉敷商、創志学園、興譲館、玉島商、Ｂシード＝岡山理大付、関西、岡山城東、岡山操山

ピカイチ投手　創志学園・高田萌生

１年で球速８キロ増の１５０キロマークした２年生右腕

ピカイチ打者　岡山理大付・石原吉人二塁手

選抜大会でも高いミート力披露

【展望】組み合わせ

今年も混戦必至。春県大会を制した広陵、同大会準Ｖの崇徳、広島新庄など強豪校の実力は伯仲。如水館、尾道商なども代表をうかがう。広陵は投打が安定。昨夏甲子園を経験した４番喜多真吾内野手（３年）らがけん引し、連覇を狙う。

【シード校】

第１シード＝崇徳、広陵、第２＝尾道商、呉、第３＝広島工、如水館、盈進、呉港

ピカイチ投手　広島新庄・堀瑞輝

直球は１３０キロ台も切れ味十分のサウスポー

ピカイチ打者　広陵・喜多真吾一塁手

シャープな打撃で打線をけん引

【展望】組み合わせ

センバツに出場した宇部鴻城が頭１つ抜けており、上西嵐満（らんま）投手（３年）が本来の投球ができれば春夏連続出場も近づいてくる。２番手以降は横一線だが、小山司投手（３年）擁する下関国際、打力のある下関商、宇部商にもチャンスはある。

【シード校】

第１シード＝宇部鴻城、桜ヶ岡、柳井学園、下関商、第２シード＝岩国、下関国際、宇部商、徳山商工

ピカイチ投手　宇部鴻城・上西嵐満

今春センバツ出場の技巧派右腕

ピカイチ打者　宇部商・宮崎佑太捕手

強肩捕手は県内屈指の長距離砲

【展望】組み合わせ

筆頭候補の英明を尽誠学園が追う。四国大会を秋春連覇した英明は、エース田中寛大（３年）を軸に攻守で他校を圧倒。尽誠学園はしぶとい打線を看板に、８年ぶりの夏を目指す。大手前高松の香川瑞貴（３年）は最速１４６キロを誇る注目の好投手だ。

【シード校】

第１シード＝英明、第２＝丸亀城西、第３＝三本松、高松南

ピカイチ投手　三本松・三好大倫

長打力兼ね備えた１４４キロ左腕

ピカイチ打者　高松南・湊谷玲和捕手

二塁送球１秒９の強肩持つ主砲

【展望】組み合わせ

４年連続出場を目指す鳴門と徳島商が軸になる。鳴門は河野竜生、矢竹将弥（ともに２年）ら投手陣の層が厚い。１０年ぶりに春の県優勝を飾った徳島商もエース育田佑輝（３年）の安定感がカギになる。昨秋の県王者で打力のある城南、川島などが追う。

【シード校】

第１シード＝城南、第２＝川島、第３＝鳴門、第４＝徳島商

ピカイチ投手　阿南工・片山雅斗

球のキレとスライダー魅力の１８０センチ右腕

ピカイチ打者　川島・大堀雄平遊撃手

中軸担うプロ注目の大型遊撃手

【展望】組み合わせ

センバツ出場校の今治西、初の代表を狙う新田、春夏連続出場を目指す松山東など実力校がひしめく。今治西は右肩手術を経て戦列に復帰したエースで４番の藤原睦来（３年）がカギを握る。新田は春の県大会５戦で４２得点の強力打線が健在だ。

【シード校】

第１シード＝今治西、第２＝新田、第３＝松山東、第４＝松山聖陵

ピカイチ投手　松山東・亀岡優樹

制球力磨き学校初センバツ勝利

ピカイチ打者　小松・大上拓真捕手

昨夏甲子園経験し攻守で成長

【展望】組み合わせ

６年連続代表を目指す明徳義塾がリード。新戦力が台頭し、力のある顔ぶれがそろう。対抗は高知か。エース鶴井拓人（３年）を軸に、４年連続決勝で明徳義塾に敗れた雪辱を期す。好投手の日隈ジュリアス（３年）を擁する高知中央、高知商も注目だ。

【シード校】

第１シード＝明徳義塾、第２＝高知、第３＝高知中央、第４＝高知商

ピカイチ投手　高知中央・日隈ジュリアス

球速と制球力増で飛躍的に成長の１８４センチ左腕

ピカイチ打者　高知・岡田悠吾三塁手

スイングの速さに注目の好打者

【展望】組み合わせ

今年も激戦区。選抜出場の九産大九州が優勝候補。変則左腕のエース岩田将貴（２年）が安定感抜群。飯塚は左打者ぞろいの打線が持ち味。夏連覇を狙う九州国際大付も山本武白志（むさし）内野手（３年）ら粒ぞろい。東福岡、福岡工大城東も上位をうかがう。

【シード校】

大牟田、自由ケ丘、沖学園、九州国際大付、春日、小倉、西日本短大付、直方、九産大九州、飯塚、福岡工大城東、光陵、東福岡、新宮、八女、八幡南

ピカイチ投手　九産大九州・岩田将貴

変則横手投げ左腕は県内敵なし

ピカイチ打者　九州国際大付・山本武白志三塁手

プロ注目で父は元ロッテ監督

【展望】組み合わせ

混戦必至。２年生中心ながら総合力で勝る佐賀学園、春の九州大会を制した龍谷がリード。打力のある佐賀商、身体能力の高い選手がそろう唐津商が追う。佐賀西は１年からコンビを組む重田準之助投手、慎太郎捕手（ともに３年）の双子バッテリーに注目。

【シード校】

佐賀学園、唐津商、龍谷、佐賀商

ピカイチ投手　唐津商・谷口拓海

県内最速１４０キロ超の本格右腕

ピカイチ打者　佐賀商・野中翔太捕手

体格にも恵まれた２年生主砲

【展望】組み合わせ

実力伯仲も、守備力のある創成館が１歩リード。２年連続出場を狙う海星は中学時代に日本代表経験のある平湯蒼藍（そら）内野手（３年）が打線の中心。佐世保実、長崎商も力はある。長崎南山、島原農、波佐見、佐世保工も侮れない。

【シード校】

創成館、諫早、長崎南山、長崎商、佐世保実、清峰、九州文化学園、海星

ピカイチ投手　島原農・柴崎康平

１７１センチと小柄だが１４７キロを投げる速球派右腕

ピカイチ打者　海星・平湯蒼藍遊撃手

プロも注目の４番スラッガー

【展望】組み合わせ

センバツ出場の九州学院が本命。伊勢大夢（ひろむ）投手（３年）、松下且興（かつき）内野手（２年）が投打の中心。熊本国府はエース西村雅暉（まさき）投手（３年）が投打でチームを引っ張る。秀岳館、東海大熊本星翔、熊本工、文徳にもチャンスあり。

【シード校】

九州学院、宇土、東海大熊本翔星、熊本工、八代東、秀岳館、熊本国府、有明

ピカイチ投手　熊本国府・西村雅暉

１４４キロ右腕は打線でも中心

ピカイチ打者　熊本工・深水裕貴捕手

長打力のある期待の大型捕手

【展望】組み合わせ

走攻守のバランスがいい明豊、打力のある杵築が軸となるが、例年以上に混戦模様。大分商はプロ注目の最速１４８キロ右腕、森下暢仁（まさと）投手（３年）を打線が援護できれば優勝争いに食い込める力はある。大分工、鶴崎工、柳ケ浦も上位をうかがう。

【シード校】

第１シード＝明豊、杵築、第２＝大分工、大分商、第３＝情報科学、柳ケ浦、佐伯鶴城、鶴崎工

ピカイチ投手　大分商・森下暢仁

プロ１２球団注目の１４８キロ右腕

ピカイチ打者　明豊・大庭樹也二塁手

長打力と小技を兼ね備える主軸

大分商の最速１４８キロ右腕、森下暢仁投手

【展望】組み合わせ

シード校の実力はきっ抗している。日南学園は伝統の打力が復活。投手力のある聖心ウルスラ学園、総合力の宮崎日大、一昨年夏の甲子園準Ｖ選手が残る延岡学園、打力のある都城商もチャンスがある。プロ注目の横山楓投手（３年）擁する宮崎学園も注目だ。

【シード校】

日南学園、宮崎学園、都城商、延岡学園、宮崎日大、都城、延岡商、聖心ウルスラ学園

ピカイチ投手　宮崎学園・横山楓

プロ注目投手はスタミナも抜群

ピカイチ打者　延岡学園・野崎浩二捕手

一昨年夏の甲子園で準Ｖ経験

【展望】組み合わせ

春夏連続出場を狙う神村学園が本命。長打力のある山本卓弥内野手（３年）が打線を引っ張る。対抗は投手力のある樟南。鹿児島実、出水中央もチャンスをうかがう。ダークホースのれいめいは火ノ浦明正外野手（３年）の長打力に期待がかかる。

【シード校】

神村学園、国分中央、鹿児島実、出水中央、れいめい、鹿児島城西、大島、樟南

ピカイチ投手　鹿児島実・橋本拓実

最速１４５キロで安定感も増した１８１センチ右腕

ピカイチ打者　神村学園・山本卓弥外野手

プロも注目の県内屈指の大砲

昨春センバツで３ランを放った神村学園・山本卓弥内野手

【展望】組み合わせ

春の県１位興南、春夏連続出場を狙う糸満を中心に実力伯仲。興南は変則左腕のエース比屋根雅也（２年）が安定。糸満は足を絡めた攻撃が強みだ。中部商はプロ注目の前田敬太投手（３年）、普天間は与那原大剛投手（３年）を軸に上位進出を狙う。

【シード校】

興南、沖縄尚学、宮古、糸満

ピカイチ投手　中部商・前田敬太

プロ１２球団注目の１８３センチ右腕

ピカイチ打者　糸満・池間誉人遊撃手

走攻守でセンス光る万能型野手