大学日本代表の先発、創価大・田中正義投手(3年=創価)は、最速154キロの速球で甲子園をわかせた。

 初回、先頭の関東第一(東東京)・オコエ瑠偉外野手(3年)への初球がいきなり153キロをマーク。オコエを3球三振に取り、続く敦賀気比(福井)・篠原涼内野手(3年)への4球目がこの日の最速154キロをたたき出した。ただ2者連続三振のあと、仙台育英(宮城)・平沢大河内野手(3年)に右前打を打たれ、2死三塁から早実(西東京)・清宮幸太郎内野手(1年)に適時打を許した。「清宮君には勢いを感じた。力負けしました」と、来秋ドラフトの目玉右腕も1年生の打力に目を見張っていた。