第27回U18(18歳以下)ワールドカップ(28日~9月6日、甲子園ほか)に出場する高校日本代表の早実(西東京)清宮幸太郎内野手(1年)が、高校入学後初の「4番」で先発出場。大学日本代表の最速155キロ右腕、創価大・田中正義投手(3年)との初対決でいきなり中前適時打を放った。チームは大敗したが、木製バットでも振り負けない対応力と強心臓を見せた1年生スラッガーの存在感が際立った。

 楽天立花球団社長、DeNA高田GMら編成トップ含む国内12球団と、マリナーズのスカウトら85人が詰めかけた。早実・清宮について、西武渡辺SDは「ヘッドスピードが速い。柔らかさもあって対応能力がありそう」と話した。ヤクルト小川SDは「臆することなく楽しんでいるように見える」と強心臓ぶりに驚いた。