早実(西東京)のスーパー1年生・清宮幸太郎内野手が出場予定の「紀の国わかやま国体」(27~30日、和歌山・紀三井寺公園野球場)で、主催者側が“清宮フィーバー対策”を進めていることが18日、明らかになった。

 同県高野連の松下博紀理事長は「前売り券の有無など1日に2、30件の問い合わせがある。すでに100件は超えている」と明かした。清宮らU18(18歳以下)W杯の準優勝メンバーが多数出場予定で、注目度が大幅にアップ。「従来より警備を1日5人増員したり、(混乱を避けるための)導線の確保なども行った」と話した。

 会場には“清宮フェンス”が新設される。球場入りの際は選手出入り口にバスを横付け。外部から姿が見えないように「高さを2メートルにした仕切りをつくった」と同理事長は言う。出場全12校が宿舎や練習場からバスで移動し、同ルートを使用。万全の警備体制で大会に臨むことになりそうだ。