中京大中京(愛知)が興南(沖縄)に逆転勝ちした。

 1点差で迎えた9回、先頭の上野翔太郎投手(3年)が「お前が打てば流れが変わる! と監督に言われていました」と中前打で出塁。加藤大騎(ひろき)内野手(同)の右前打で1死満塁から、4番の伊藤寛士捕手(同)が同点犠飛。矢田崎明土(みんと)内野手(同)が勝ち越し打を放った。夏の甲子園では92キロのぽっちゃり体形で激走し、マンモスをわかせた伊藤は「今はやせて89キロになりました。自分は内野ゴロを打ったら終わりと思っていたんで(中飛で)良かったです」と笑顔。伊藤はエース上野と高校日本代表入り。今大会ではチームで優勝を目指すが「(仙台育英捕手の)郡司とはやりたくない。代表チームで一緒だったときに、自分はどこを打てないと言っちゃったんで」と後悔していた。