今秋ドラフト候補として注目される創志学園(岡山)の高田萌生(ほうせい)投手(3年)がまさかの大乱調だ。

 4回1死から3番植田に左越えソロを浴びると、直後に3者連続四球と崩れ、次々とヒットを浴びて失点を重ねた。その後も流れを止めることができず6回には4番塩谷に、この試合2本目のアーチを被弾。5回2/3、11安打10失点でマウンドを譲った。

 3回には今大会出場投手中最速となる152キロを2度計測。「松坂2世」ともいわれる高田は「低めに集めきれなかった。負けてしまったら意味がない。球速よりも勝つことが大事」と悔しがった。バックネット裏のプロスカウトから熱視線を浴びていた右腕は、今後の進路について「プロという思いはありますけど、考えたい」と話した。