早実(東京1位)の清宮幸太郎内野手(3年)が、作新学院(栃木2位)戦でDeNA筒香級の衝撃弾を放った。8回、捕手が打球を見失うほどのスイングスピードで右翼席後方の茂みに飛び込む通算95号、推定130メートル弾を放った。

 茨城・ひたちなか市民球場は「清宮フィーバー」で、この日も特別シフトが敷かれた。入場券は午前8時半から販売予定だったが、同7時10分に前倒し。購入待ちの行列は約300メートルだった。駐車場は午前6時開場予定だったが、1時間半早めた。21日の花咲徳栄戦は約1万200人だった有料入場者数は3800人。正確な観客動員は未発表だが、内野1階席はびっしりと埋まった。清宮のホームランボールをスタンド後方の茂みから発見した加賀剛さん(37)は「メジャーで通用するスラッガーになってほしい」と期待した。