美来工科のエース・山内慧投手(3年)が、早実の強力打線を相手に8回1失点の好投でチームを勝利に導いた。

 最速140キロの直球、カットボール、チェンジアップ、スプリットを交え、6回まで毎回の7奪三振を含むノーヒット投球。7回に雪山、清宮、野村の3連打で1点を失ったが、踏ん張った。8回は比嘉太陽投手(3年)が清宮に本塁打を浴びるなど、4点を失ったが、再び9回に登板し、2点差で逃げ切った。「日本中が注目する打者がいっぱいいる早実を相手に、自分の投球を試す機会だと思った。(清宮は)生で見たら、大きかった」と振り返った。