早実・清宮幸太郎内野手(3年)が高校通算100号を放った。
愛知県の招待試合に出場し、第2試合の享栄戦の9回1死の最終打席で、「あと1本」コールの中、好投を続けてきた右腕早矢仕(3年)の初球の真ん中ストレートを右翼場外までかっ飛ばした。
第1試合で東海大会優勝の至学館と対戦し、4打数無安打1三振1四球で不発に終わった。試合は早実が8-4で逆転勝ちした。
第2試合では享栄と対戦し、第3打席で右翼線を破る右二塁打を放ち3打数2安打。不発のまま終わるかと思われたが、9回の最終打席で本領を発揮した。試合は早実が1-5で敗れた。
清宮は3日の愛知招待試合の中京大中京戦で97、98号、桜丘戦で高校通算99号を放ち、史上2人目100号へあと1本と迫っていた。
- 9回裏早実1死、清宮は右中間場外に高校通算100号本塁打を放つ(撮影・前岡正明)
4日午後0時9分 第2試合:早実-享栄 ▽小牧
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
享 栄 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 5 |
早 実 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
【享栄】早矢仕-中村
【早実】伊藤、池田、赤嶺、服部-野村
◇本塁打 横井(享栄=8回ソロ)清宮(早実=9回ソロ)
【清宮打席詳細】
▼4打数3安打1本塁打
第4打席 9回1死で打席に入り、「あと1本」コールの中、好投を続けてきた早矢仕の初球の真ん中ストレートを右翼場外まで飛ばす高校通算100号を放った
第3打席 6回2死で打席に入り、カウント2-2から真ん中低めへのスライダーをはじき返し、右翼線を破る右二塁打
第2打席 4回1死で打席に入り、初球ストレートを空振り。2球目のスライダーを打ち返し強烈な二ゴロ。これを二塁手がはじき出塁(記録は右前打)
第1打席 投手は先発の右腕早矢仕。1回1死二塁で打席に入り、カウント1-1から外寄りの直球をとらえたが左飛
※清宮は3番一塁で先発
4日午前9時 第1試合:早実-至学館 ▽小牧
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
早 実 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 2 | 8 |
至学館 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 |
【至学館】川口、新美、川口、新美-井口
【早実】雪山-野村
◇本塁打 野村(早実=7回2ラン)
【清宮打席詳細】
▼4打数無安打1三振1四球
第5打席 投手は右腕新美。6-2の8回2死一塁で打席に入り、カウント2-2までバットは動かず。5球目の外角への落ちる球を空振り三振
- 至学館対早実 8回表早実2死一塁、清宮は空振りの三振に倒れる。投手新美(撮影・前岡正明)
第4打席 4-2の7回先頭で打席に入る。投手は背番号1の新美が6回途中から登板し、先発川口は一塁へ回っていたが、再び川口がマウンドへ。2球ファウルの後、二ゴロ。しかし、二塁手が悪送球し一塁はセーフ(記録は一失)。至学館はこの後、再び新美が登板し、川口は退いた。変則左腕の川口に清宮は本来の打撃をさせてもらえなかった
第3打席 2-2の同点の5回1死二、三塁で打席に入り、カウント3-1からファウルでフルカウント。6球目の内寄り高めの速球を打ち上げ左邪
第2打席 1-2とリードされた3回1死三塁で打席に入り、初球の外角スライダーを引っ張り一ゴロ。三塁走者は動かず
第1打席 至学館の先発はサイドハンドの左腕川口。1回2死で打席に入り、初球スライダーをファウル。カウント3-1から高めのスライダーを選び四球で出塁
※清宮は3番一塁で先発
- 午前7時25分、多くのファンが待つなか、小牧市民球場に到着した早実ナイン(撮影・前岡正明)
- 清宮が乗る早実のバスが到着すると待ち受けていたファンから歓声があがる(撮影・鈴木みどり)