昨夏の奈良大会で準優勝した天理が2回戦から登場した。香芝に3-2と、1点差の攻防を制して白星発進となった。

 プロ注目で「天理のバレンティン」の異名を持つ、神野太樹(じんの・たいき)外野手(3年)が3安打の固め打ち。2-2と同点の7回には、レフトへ決勝タイムリーを放ち、チームを窮地から救った。「この1本は価値がある。どのカウントでも、いい球が来たら打とうと思っていた」。

 中村良二監督(49)は「(勝利に)ほっとしました。振り切れる4番がいて助かる」と背番号9を絶賛していた。