野球のU-18(18歳以下)ワールドカップ(9月・サンダーベイ=カナダ)に出場する高校日本代表が22日、千葉県内のグラウンドで練習を開始し、プロ注目のスラッガー、早実(東京)の清宮幸太郎、履正社(大阪)の安田尚憲らが打撃練習などで汗を流した。攻撃の中心として期待される清宮は「もちろん世界一」と初優勝を目標に掲げた。

 大会で使用する木製バットを用いた打撃練習では清宮、安田や横浜(神奈川)の増田珠が鋭い打球を何本も披露した。7月の全国選手権西東京大会で高校最多とされる高校通算107本塁打に並んだ清宮は「(木製バットでも)打球はよく飛んだし、体もなまっている感じはしない」と順調な様子。

 打撃練習後に守備練習を行い、内外野の中継プレーなどを確認した。夏の甲子園大会で決勝に進んだ広陵(広島)の中村奨成と花咲徳栄(埼玉)の清水達也は24日以降に合流予定。