初優勝を目指す日本代表が、タイブレークの延長11回、オーストラリアにサヨナラ勝ちを収めた。1死満塁で3番の安田尚憲内野手(3年=履正社)が決めた。これで、1次ラウンドの成績を引き継いだ今ラウンドの成績は2勝1敗となった。
- 11回裏日本1死満塁、サヨナラの中前適時打を放った安田(右から2人目)を笑顔で迎える清宮(中央左)らナイン(撮影・鈴木みどり)
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
豪 州 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
日 本 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1X | 4 |
【日】磯村、清水、田浦
【オ】クーパーバサラキス、グリーン、ライト
オーストラリア1回
日本は今大会初先発の左腕・磯村がマウンドへ
先頭のジェス・ウィリアムズにヒットを許す。1死から暴投と四球で一、二塁。
再び暴投で一、三塁とピンチを招いたが、4番デール、5番テイラーウィングローブを連続で空振り三振に斬り無失点。
日本1回
オーストラリア先発は右腕のクーパーバサラキス投手
1藤原 快足を飛ばし遊撃へ内野安打
2小園 犠打を狙うも追い込まれ右飛
3安田 右前打で一、三塁
4清宮 空振り三振
5桜井 中前へ先制タイムリー
6中村 ショートへのゴロ。一塁送球が高くなり中村セーフ。その間に安田が生還し2点目
7古賀 四球で2死満塁
8丸山 空振り三振
- 1回裏日本1死一、三塁、空振り三振に倒れる清宮(撮影・鈴木みどり)
- 1回裏日本2死一、三塁、中前適時打を放つ桜井(撮影・鈴木みどり)
オーストラリア2回
1死から四球を出したが無失点。8番ベッドグッドは内角球がグリップに当たる珍プレーで投ゴロ
日本2回
9西巻 遊ゴロ
1藤原 一塁への内野安打
2小園 中前打で藤原は一気に三塁へ。送球がそれる間に小園も二塁へ
3安田 二ゴロで本塁タッチアウト。2死一、三塁
4清宮 三邪飛で無得点
- 2回裏日本2死一、三塁、三邪飛に倒れる清宮(撮影・鈴木みどり)
オーストラリア3回
1番からの攻撃を見逃し、空振り、見逃しで3者三振
- 先発し力投する磯村(撮影・鈴木みどり)
日本3回
5桜井 空振り三振
6中村 空振り三振
7古賀 キャッチャーフライ
オーストラリア4回
2死からの連打で二、三塁のピンチ。
8番ベッドウッドが遊撃左を抜くタイムリー。1点返す。
9番バーネットが中前へ同点タイムリー。逆転のランナーも本塁を狙ったが、日本が中継プレーで刺しアウト。
日本4回
8丸山 三ゴロ
9西巻 四球
1藤原 遊ゴロで二塁フォースアウト
2小園 右前ヒットで2死一、三塁
3安田 右翼線へタイムリー二塁打。1点勝ち越し
4清宮 四球で2死満塁
5桜井 一ゴロ
- 4回裏日本2死一、三塁、右適時二塁打を放つ安田(撮影・鈴木みどり)
- 4回裏日本2死満塁、打者桜井のとき、塁上で寒がる清宮(撮影・鈴木みどり)
オーストラリア5回
先頭ジェス・ウィリアムズにヒットを許したが、後続を三振、三振、遊ゴロで無失点
日本5回
オーストラリアは眼鏡をかけた2番手右腕グリーンに交代
6中村 中飛
7古賀 左翼線へ二塁打
8丸山 一ゴロ。古賀は三塁へ
9西巻 遊ゴロで無得点
オーストラリア6回
先頭を空振り三振に斬ったあと、3連打で1死満塁。
左翼後方への大飛球を桜井が好捕。犠牲フライになり同点。
このプレーの際、一塁走者が二塁を回ったが、捕球後に二塁を踏まずに帰塁。日本のアピールプレイが認められ3アウトチェンジ
日本6回
1藤原 中飛
2小園 中前ヒット。これで3安打
3安田 左飛
4清宮 暴投で小園が二塁へ。清宮は空振り三振
オーストラリア7回
日本は2番手清水に交代 磯村は6回3失点(8奪三振)
1死から2番アンダーソンバインがセフティーバント成功。2死から2つのバッテリーエラーで三塁に走者を背負ったが、4番デールを三ゴロに打ち取り無失点
日本7回
5桜井 二ゴロ
6中村 三ゴロ
7古賀 右飛
オーストラリア8回
2死から7番エーモスを空振り三振。3者凡退
日本8回
8丸山 左前へポテンヒット
9西巻 送りバント成功
1藤原 二ゴロで2死三塁
2小園 二ゴロ
オーストラリア9回
空振り三振、見逃し三振、遊直で3者凡退
日本9回
オーストラリアは3番手右腕のライトに交代
3安田 左飛
4清宮 四球
5桜井 左飛
代打・井上 二ゴロ
オーストラリア10回
タイブレーク 無死一、二塁で打順は9回から引き継ぐ
2番のアンダーソンバインから。犠打成功で1死二、三塁
3番ホールに四球で1死満塁
4番デールを投ゴロで併殺。無失点
日本10回
無死一、二塁から。二塁走者は桜井に代わり代走伊藤
7古賀 送りバントを狙ったが三塁封殺
8丸山 送りバントで2死二、三塁
9西巻 中飛に倒れ無得点
オーストラリア11回
日本は3番手の左腕・田浦がマウンドへ
代打プリッチが犠打成功で1死二、三塁。6番ワークエドワーズに四球で満塁
7番エーモスを見逃し三振。8番ベッドグッドをフルカウントから見逃し三振
日本11回
二塁走者は丸山、一塁は西巻
1藤原 セフティーバント成功で満塁
2小園 右直
3安田 中前へサヨナラ打!
- オーストラリア対日本 11回裏日本1死満塁、サヨナラの中前適時打を放ちガッツポーズする安田(撮影・鈴木みどり)
- 11回裏日本1死満塁、安田のサヨナラ中前適時打にジャンプして喜ぶ清宮(左)(撮影・鈴木みどり)
日本スタメン
1(右)藤原恭大(大阪桐蔭)
2(遊)小園海斗(報徳学園)
3(三)安田尚憲(履正社)
4(一)清宮幸太郎(早実)
5(左)桜井周斗(日大三)
6(指)中村奨成(広陵)
7(捕)古賀悠斗(福岡大大濠)
8(中)丸山和郁(前橋育英)
9(二)西巻賢二(仙台育英)
先発投手 磯村峻平(中京大中京)
オーストラリアのスタメン
1(遊)ウィリアムズ
2(左)アンダーソンバイン
3(指)ホール
4(三)デール
5(一)テイラーウィングローブ
6(捕)ワークエドワーズ
7(右)エイモス
8(中)ベッドグッド
9(二)バーネット
先発投手 クーパーバサラキス
<スーパーラウンド>1次ラウンドの各組上位3チームがスーパーラウンドに進出。スーパーラウンドは1次ラウンドで対戦したチーム同士の成績を持ち越し、別組の3チームと対戦。計5試合分の成績により上位2チームが決勝へ、3位と4位は3位決定戦に進む。
◆U18W杯高校日本代表◆
位置 | 背番 | 氏名 | 学年(年齢) | 学校名 |
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監督 | 30 | 小枝 守 | 66 | 拓大紅陵・元監督 |
投手 | 11 | 清水 達也 | 3 | 花咲徳栄 |
13 | 川端 健斗 | 3 | 秀岳館 | |
14 | 三浦 銀二 | 3 | 福岡大大濠 | |
15 | 山下 輝 | 3 | 木更津総合 | |
16 | 桜井 周斗 | 3 | 日大三 | |
17 | 磯村 峻平 | 3 | 中京大中京 | |
18 | 徳山 壮磨 | 3 | 大阪桐蔭 | |
19 | 田浦 文丸 | 3 | 秀岳館 | |
捕手 | 10 | 中村 奨成 | 3 | 広陵 |
22 | 古賀 悠斗 | 3 | 福岡大大濠 | |
内野手 | 1 | 西巻 賢二 | 3 | 仙台育英 |
2 | 鯨井 祥敬 | 3 | 東海大市原望洋 | |
3 | 清宮幸太郎 | 3 | 早実 | |
5 | 安田 尚憲 | 3 | 履正社 | |
7 | 小園 海斗 | 2 | 報徳学園 | |
8 | 井上 大成 | 3 | 日大三 | |
外野手 | 9 | 丸山 和郁 | 3 | 前橋育英 |
21 | 伊藤 康祐 | 3 | 中京大中京 | |
24 | 増田 珠 | 3 | 横浜 | |
28 | 藤原 恭大 | 2 | 大阪桐蔭 |