第90回選抜高校野球大会(来年3月23日から13日間・甲子園)の出場校選考の重要な資料となる秋季大会は5日、10地区全てが終了。10日開幕の明治神宮大会の出場校が出そろった。

<センバツ展望>

 関東・東京地区の出場枠は「6」。東京大会優勝の日大三(東京)と、関東大会で優勝した中央学院(千葉)、準優勝の明秀学園日立(茨城)、4強入りした東海大相模(神奈川)慶応(神奈川)の計5校は、当確といえる。残る1校は、関東大会8強入りした国学院栃木と高崎健康福祉大高崎(群馬)、東京大会準優勝の佼成学園(東京)が候補となる。国学院栃木は3投手が安定し、準々決勝では慶応に1点差で惜敗。関東・東京の6校目は地域性も考慮されるだけに筆頭候補か。高崎健康福祉大高崎も強力打線で、準優勝した明秀学園日立に善戦した。佼成学園は優勝した日大三を相手に、8回までリードした試合内容をどう評価されるか。

 記念大会の第90回大会は例年より4校多い36校が出場する。一般選考が4校増の32校、21世紀枠が3校、神宮大会枠が1校となっている。出場校は、来年1月26日の選考委員会で決定する。