春夏通じて初出場の中央学院(千葉)の「二刀流」大谷拓海投手(3年)が1球に泣いた。

 1点リードの9回2死一、二塁4番谷合に139キロの直球をバックスクリーンへ運ばれた。

 ベンチ前の整列では号泣。「甘い球を打たれて後悔でいっぱいです」と声を絞り出した。

 この日は久しぶりに「1番投手」でスタメンに名を連ねた。相馬幸樹監督は「1番いい選手を1番に置きたいということ、インパクトを与えたい意味もあった。馬淵先生はいろいろ考える方なのでそういう意味でも。でも、今後は1番はない。最初で最後です」と理由を語った。